V-Bass  RolandのWebへリンク  「by みつばむし」に戻る

めにゅ〜

  
いんとろ 2022/05/14記 2022/08/06追記
  主な仕様と外観 2022/05/14記
  COSM BASS 2022/06/04記
  GKボリュームを絞りきるとノーマルピックアップの音が出る 2022/08/06記
  [PICKUP←→BRIDGE]で音質調整 2024/05/25記

・いんとろ  2022/05/14記2022/08/06追記

1995年の
VG-8、1998年のVG-8EX、2000年のVG-88ときて、2002年に現れた最初のベース用GK機器。
その後2008年に2代目のV-BassであるVB-99が出たが、今のところ3代目のV-Bassは出ていない。
ベースモデリングとしては2010年のGR-55のベースモードを経て2020年のSY-1000のベースモードが最新となる。

所有するGR-55ではベースモードへの切り替えが面倒なのと、モデリングやアンプ、エフェクトが少ないのが残念。
現状でベース用ならVB-99かと探しているのだけれど、出逢いが無いのはやはり日頃の(以下略)。
そんな訳でV-Bassとの出逢いは何度か見送っていたのだけれど、ふとGK-3Bとのセット品と目が合う。

税込27,500円で送料990円の計28,490円なのでそんなにお安い気はしないけど、GK-3Bを追加したいとも思っていたので丁度良いかも。
GR-55のモデリングには無い「ACOUSTIC」「FRETRESS」「VARIBASS」も試してみたいし。
そんな訳で、置き場の確保が少々難点だけれど入手してみると、本体も電源ケーブルもGKケーブルもとってもきれい(^ ^)

付属のGK-3Bは、本体とホルダー以外のほとんどが欠品しており、本体のネジとホルダーのボルトも1つずつ欠品。
購入時の説明には何もなかった気がするので、保証期間の確認も兼ねてお店に問い合わせしたらメーカー取り寄せで補充してくれました(^ ^)
丁寧な対応に感謝<(_ _)>
↑に戻る

・主な仕様と外観  2022/05/14記

取説から仕様を幾つか抜粋してみる。

・音色数
 ・プリセット:100
 ・ユーザ:100
・接続端子
 ・GK INPUT
 ・BASS INPUT
 ・BASS OUTPUT
 ・OUTPUT L(MONO)、R
 ・OUTPUT (XLR) L/(MONO)、R/DIRECT
 ・PHONES
 ・SUV EXP PEDAL/SUB CTRL1、2
 ・MIDI IN、OUT
・電源:AC100V
・消費電力:24W
・外形寸法:504(幅)*303(奥行)*101(高さ)mm
・重量:4.9kg
・付属品
 ・電源コード
 ・取扱説明書
 ・保証書
 ・専用ケーブル:C-13A(5m)


中古で入手したV-Bass。取説と保証書以外の付属品と箱付き。本体も電源ケーブルもGKケーブルも、とってもきれい(^ ^)
筐体は
VG-88の流用っぽいけど色は黒でなく銀。操作子の内容は少々異なる。


背面の端子類。VG-88と違ってXLR端子が追加され、電源ケーブルは分離。
↑に戻る

・COSM BASS  2022/06/04記

取説からCOSM BASS部分を要約すると↓

種類解説備考
ACOUSTICアコースティックベース
ELECTRICVINT JBフェンダー 60年代初期のジャズベース
JBフェンダー ジャズベース
VINT PBフェンダー 60年代初期のプレシジョンベース
PBフェンダー プレシジョンベース
RICKリッケンバッカー 4001
T-BIRDギブソン サンダーバード
ACTIVE一般的なアクティブピックアップ
VIOLINバイオリンベース
M-MANミュージックマン スティングレイ
FRETLESSフレットレスベース
VARI BASSピックアップ、ボディー、各弦の音程を個別に設定が可能なアルゴリズム
WAVE SYNTHGKピックアップからの弦信号を直接加工してシンセサウンドを得るアルゴリズム
OSC SYNTHDSP内部で発振させた波形を発音するアルゴリズム(ホールド機能装備)
FLITERDフィルターを効かせたベースのようなインストゥルメント
BOWED弓で弾いた弦楽器をイメージしたインストゥルメント
PIPEやわらかめの木管楽器系リード音のインストゥルメント
CRYSTAL金属的な響きを持つインストゥルメント
ORGANソロパートやゆっくりした曲の演奏に向いた、ロングトーンのインストゥルメント
BRASS金管楽器をイメージしたインストゥルメント
PEDAL PITHCH SHIFTペダル操作で音程変化※1
POLY OCTAVE各弦独立のオクターブ奏法の効果を作り出すインストゥルメント※2
POLY DISTORTION各弦独立に歪ませることで和音奏法時ににごりのないサウンド※2
POLY SLOW GEARボリューム奏法(バイオリン奏法))※2
※1:「BASS SELECT」で「ELECTRIC」の「VINT JB」「JB」「VINT PB」「PB」「RICK」「T-BIRD」「ACTIVE」「VIOLIN」「M-MAN」が選択可。
※2:「BASS SELECT」で「ELECTRIC」の「VINT JB」「JB」「VINT PB」「PB」「RICK」「T-BIRD」が選択可。
   (取説には『"VIOLIN"と"M-MAN"に設定することはできません。』と記されているが、当方の現品では「ACTIVE」も選べない。)

↑こんな感じで、私的理解では、自前のオシレーターで発音する「OSC SYNTH」以外は基本的にGKピックアップの音を加工して発音する。

「ACOUSTIC」「ELECTRIC」「FRETLESS」「VARI BASS」は、指弾き、ピック弾き、スラップ等各種奏法にベースらしく反応してくれる印象。
「PEDAL PITHCH SHIFT」「POLY OCTAVE」「POLY DISTORTION」「POLY SLOW GEAR」は「ELECTRIC」を各弦独立エフェクトした感じ。
「WAVE SYNTH」「FLITERD」「BOWED」「PIPE」「CRYSTAL」「ORGAN」「BRASS」は極端に加工している印象で、私的には他機種でも使用頻度が低い。

次世代の
VB-99(2008年)では引き継ぐだけでなくいろいろ上回っているが、「FRETLESS」が無い。「POLY DEFRET」が追加されているけど再現具合は不明。
GR-55(2010年)では「ACOUSTIC」「FRETLESS」「VARI BASS」とPOLY系が無い。
SY-1000(2020年)は「ACOUSTIC」「FRETLESS」とPOLY系が復活したけど、「VARI BASS」は無いので後継としては微妙かも。
↑に戻る

・GKボリュームを絞りきるとノーマルピックアップの音が出る  2022/08/06記

V-Bassのプリセットを確認中、GKボリュームを絞ると音が小さくなるが、絞り切るとノーマルピックアップの音が出てびっくり。
当初は未対応な
GK-3Bとの組み合わせが原因かと思ったが、GK-2Aを載せたFR-55S改でも再現。
改めてプリセットを眺めてみると、ASSIGN1で「COSM BASS ON/OFF」をGK Volの0=OFFと1=ONでやっている。



ASSIGN1の設定。GK VOLを0にするとCOSM BASSがOFFで、1だとON。 ちなみに、ASSIGN1をOFFにしても手動でCOSM BASSをOFFするとノーマルピックアップの音が出る。
↑に戻る

・[PICKUP←→BRIDGE]で音質調整  2024/05/25記

PTB-6 TRとの組み合わせをお試し中、1弦が軽く、6弦がこもり気味なのが気になる。
[PICKUP←→BRIDGE]の設定を少々お試しした感じ、短くすると音がこもって大きくなり、長くすると音が軽く小さくなる印象。
当初は実測に近い感じで1弦から35、30、25、35、30、25(o)にしていたのだけれど、1弦を25o、6弦を40oにしたら良い感じに(^ ^)


PTB-6 TRのGKピックアップ具合。


[PICKUP←→BRIDGE]で音質調整。GR-55のベースモードでもお試ししたけど、V-Bassほどの効果は無いみたい。
↑に戻る

つづく  (よてい)

GKの小部屋に戻る  「by みつばむし」に戻る