VG-8EX 「by みつばむし」に戻る
・いんとろ 2003/12/06記
VGを簡単に説明すると誤解の元になりそーなので少々怖いが、一番近い単語は「エフェクタ」かな?
各弦独立のピックアップで拾われた弦振動はVGで選択したアルゴリズムにより加工され出力される。
その「アルゴリズム」と「加工」の度合いがVGのVGたる所以のVG(以下意味不明の為省略)。
エレキらしいアルゴリズムでは「ピックアップで音を拾ってアンプで音を出してマイクで録音するまで」の加工をする。
具体的にはピックアップ、アンプヘッド、スピーカ、マイク、エフェクトの選択や設定ができる。
アコギらしいアルゴリズムではボディの形状や大きさを変えられる。
シンセ系のアルゴリズムもある他、各弦独立でピッチチェンジしたり歪ませたりできるのも大きな特徴。
そんなこんなで出力される音はとっても幅広い。
肝心の音はVG-8.comのV-Guitar Audio Filesで幾つか聴けるので参考になるかも。
・「VG-8」と「VG8S-1」と「VG-8 XPANDED」と「VG-8EX」 2003/12/06記
初代のVGは「VG-8」で、その後にアルゴリズム等を拡張するキットとして「VG8S-1」が発売される。
「VG-8」に「VG8S-1」を追加した状態は「VG-8 XPANDED」となる。
「VG-8EX」は機能的には「VG-8 XPANDED」からプリセットパッチが増えた製品だが基盤から異なるとの事。
初代とEXは外見上では本体のロゴの「V」マークの色や文字が違う。
初代のマークは青だがEXはオレンジである上にフットSWの1〜3の上にエフェクト名が書いてあったりする。
また、当然取説も異なる。
私が最初に入手したVGは「EX」として売られてた物だが暫くして「XPANDED」であると気付く。
販売店に問い合わせたがRolandの担当さんが把握してなかったりで意思の疎通に手間取った(^ ^;
ちなみに「XPANDED」とゆー呼称はその際のRolandからの回答中にあった事で初めて知りました。
そんでもってGR-55とVG-99を入手したので引退。 2013/08/03追記
・主な仕様と外観 2003/12/13記
取説から仕様を幾つか抜粋してみる。
・音色数
・プリセット:160
・ユーザ:64
・メモリーカード:64
・接続端子(0dBu=0.775Vrms)
・AUX入力(モノ/ステレオ)(-10dBu)
・ギター出力(モノ)(-20dBu)
・GK入力
・ミックス出力(モノ/ステレオ)(バランス-10dBu/アンバランス-16dBu)
・ヘッドフォン出力
・エクスターナルSW(1/2)
・エクスプレッションペダル
・MIDI入出力
・メモリーカード
・AC入力
・電源:AC100V
・消費電力:13W
・外形寸法:504(幅)*293(奥行)*76(高さ)mm
・重量:4.7kg
・付属品
・専用ケーブル:C-13A(5m)
・ACコード
・取扱説明書
・音色リスト
・ドライバセッティングちらし
・保証書
上から見た所。オレンジのVロゴはEXの証(笑)
横幅が504mmとでかいので19吋ラックに収まらないのが難点か?(^ ^;
後から見た所。台形なんですな。
端子付近の拡大(左)。中程に見えますのがDIN13PinのGK IN。
ステレオ対応のAUX INは何かと便利だしバランス対応のMIX OUTも素敵(はぁと)
GUITAR OUTはGK線経由で接いだギター音を生で出力する。
EXT SWITCH端子はTRS型でY字分岐線を使うとSWを2つ接げる。
端子付近の拡大(中)。MIDI端子には「BULK/PGM ONLY」の文字。
MIDIがSysExのバルクダンプとPC#だけなのを念押ししてるのかな?
メモリーカードは同社のM-512E(別売)を使用。
端子付近の拡大(右)。ってここを拡大してどーする(^ ^;
・開けて見る 2003/12/20記
「何故人は開けるのか?」
「それはそこにネジがあるからだ!」
「男の浪漫!!」
色々なご意見があろーかと思いますが今回は液晶表示部の埃が気になったので掃除するからです(^ ^;
蛇足ながら最初に開けたのは入手した次の日で...単に見たかったから(^ ^;;
今回はついでに記念撮影してみました。
ネジを18個外すとVGの開きのできあがり(^ ^)
底面側。左上にトランス。左下に電源基盤。それらの右にメイン基盤。
上面側。左上の黒くて四角いのはロータリエンコーダ。中央上はSW用基盤と液晶用基盤とLED用基盤。下にフットSWの基盤。
基盤が用途別に別れてるので19吋ラック用に組み直すのは比較的容易な印象。
フットSW部も7本の配線だけなので分離は困難では無さそ。
但しフットSW以外の操作と表示の基盤だけでも12cmあるし金具を含めると14cmになるので3Uは無理?
と、思ったらやった人が居るのね(^ ^;
このやり方だとパネルを流用できるのが素敵(^ ^)
外観から判断するに元になったのは初代VG-8ですな。
底面側から特に意味も無くトランスマニアと電池マニアに捧げる拡大。電池はCR2032。
フットSW以外の操作と表示部は金具込みで14cm程。
ちなみに今回の目的だった掃除はエアダスタでシューしただけで完了(^ ^)
液晶表示部の掃除前(左)掃除後(右)。綺麗になりました(^ ^)
・Roland M-512E 2004/10/30記
Roland純正のメモリカード。
VG-8EXではCARD A11〜B84の64音色とシステムが保存できる。
普段は私的にいぢった音色は本体のUSER域ではなくこちらに保存している。
でもVG-8EXは毎起動時にUSER A-11が選ばれるので少し不便(^ ^;
そんな事もありライブ向けにはUSER域に並べ替えている。
また、VG-8EXは音色編集時にアルゴリズムを変更できないのも少し不便。
なので各アルゴリズムの音色をカードの最後の方にまとめて入れておいて音作りはそこから始めている。
(左)表。64kBらしひ。(右)裏。左上に見えるのは書込み保護用のプロテクトSW。
装着前後の様子。
以前は各社が独自のメモリカードを用意してたのよね。
最近は汎用のメモリカードにその場を追われたらしく姿を消したみたい(^ ^;
・V-Library 2004/11/13記
本家は何処だか知らないがVG-8.comから入手できる無料音色管理ソフト。
VG-8 S1またはVG-8EX用で明記された対応OSはWin95だが私はWin98SEで使用。
VGとの接続はMIDI。
画面はこんな感じ→(VG-8.com内の画像に直リンク)で右側の窓がPatch Setで左側の窓がLibrary。
Patch Setは本体のUSER A11〜B84に対応した音色セットでの管理用。
Libraryは本体とは無関係にフォルダを使った階層構造での管理用。
使用例その1:Patch SetでVGから音色を取込んで保存しLibraryに移して管理してまた保存。
使用例その2:Libraryに貯めた音色をPatch Setに並べてVGへ転送。
使用例その3:Patch Setを複数読込んで音色の差替え。
音色にはVGでも表示される名前、アルゴリズム、コメントの他に独自の説明を入れられる。
アルゴリズム以外はV-Libraryで変更可能なのでVGでの入力作業が面倒な私は重宝してたり(笑)
VG-8.comからは多くのPatch Setが入手できるのでそれらを試すだけでも面白い(^ ^)
CARDとは直接やり取りできないのは少し残念。
ま、CARD→USERやその逆はVG側で簡単に操作できるので回避は楽だし(^ ^)
何はともあれ作者様に感謝<(_ _)>
つづかない (よてい)
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