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・いんとろ 2020/08/01記
GKのGKたる所以のGK(意味不明)。
ピックアップ部には小さいピップアップが6個入っていて、ギターの各弦に対応する。
このよーな構造だからこそ、弦毎に音程・音量・定位を変えたり歪ませることが可能となる。
各ピックアップ自体は普通のハムバッキング型と似た物らしく、当然金物弦でないと使えない。
Roland以外からも幾つか同様の機能を持ったピックアップが出ており、ブリッジと合体したピエゾ型ならガット弦も使える。
純正品と社外品の互換性に関しては良くないとの話も聞くが、体験した事が無いので不明。
私の手持ちは叩き売りのギタ次郎IIGKの構成品、中古なVG-88の付属品、中古なPE-60に装着されていた物、リサイクル屋さんで入手した品の4つ。
1つ目はFR-55S改に半内蔵状態で、2つ目はAPG-55S改→APX-6CS→GKタッチギターもどき試作機ときてAPX-6CSに戻る。
3つ目と4つ目は予備として在庫とゆーか、あちこち使い回し用(^ ^)
・構成部品 2003/10/31記 2013/05/18追記
先ずはギタ次郎IIGK付属の取説から主な構成部品を列挙。
・本体(ピックアップとコントローラ)
・付属品
・ノーマルギター用コード
・取り付け用部品一式
・コントローラ固定用ネジ*1
・ピックアップ固定調整用ネジ*2
・ピックアップ固定調整用スプリング*2
・アーチドトップギター用コントローラ取付けスペーサ*6
・コントローラ貼り付け用両面テープ*3
・ピックアップ貼り付け用両面テープ*4
・アーチドトップギター用ピックアップ・クッション*1
・ピックアップスペーサA(厚い)*5
・ピックアップスペーサB(薄い)*10
・コントローラ固定用面ファスナ(いわゆるマジックテープ)*1
続いて集られるだけ集めて記念撮影してみる。
左にあるのがノーマルギター用コード。ギターとコントローラを接ぐ配線で標準フォン端子がギター側、ミニフォン端子がコントローラ側になる。
中央が本体と取付けネジ類。詳しくは下の写真で。
右に見えますのがGKをネジ止めしない時に使うスペーサ等。
上から
・ピックアップクッション
・ピックアップスペーサA(厚み1mm程) とりあへづ3つ
・ピックアップスペーサB(薄くてペラペラ)
・コントローラ貼り付け用両面テープ 少し左に離れてあるのはピックアップ貼り付け用両面テープ
・アーチドトップギター用コントローラ取付けスペーサ
で、面ファスナは使用中の為撮影を辞退(^ ^;
中央付近拡大
中央の三角っぽいのがコントローラで上のネジはコントローラ固定用。
コントローラは
・S1/S2(DOWN/UP)スイッチ
・シンセボリューム
・パワーインジケータ
・ギター/シンセ切り替えスイッチ
・ノーマルギター用入力端子
・GK線用端子
を備える。
右がピックアップで中身は各弦独立しており、上から順に1弦〜6弦に対応。
その右がピックアップの固定と高さ調整を兼ねるネジとスプリング。
スプリングの間にあるのは弦とピックアップの隙間を見るゲージ。
なお、現行品にはギター取付け用の金具が付属しているらしひ。
取付金具 2013/05/18追記
左が大きいのがホルダーAで、右のL型がホルダーB。
ホルダーAの2つの穴を使ってGK本体をネジ止めし、ワッシャ類と蝶ナットを使ってホルダーBと合体する。
エンドピンを緩め、ホルダーAのスリットを差し込み、ホルダーBでボディを挟むよーにして固定。
見易いよーにGK-2A本体は未装着状態。
・ちと詳しく見る 2013/08/31記 2020/08/01追記
本体の表と裏と分解したところ。ちなみにこれはPE-60の付属品。
裏面の上と左のネジは、ホルダー装着時にも使用する。右のネジと合わせて3本外すと分解できる。
ちなみに右のネジだけタッピングで他の2つのネジとは異なる。
本体基盤の表と裏。大きさは横65mm*縦75mmほど。
2020/08/01追記
リサイクル屋さんで入手したGK-2Aの裏には「GCK-10」の文字。ギタ次郎の構成品?
・ギターへの取付け 2003/11/07記
ピックアップ、コントローラ共に貼り付け又はネジ止めでギターと固定する。
貼り付けの場合、ピックアップはアップの高さをスペーサで調整して両面テープで固定する。
コントローラは面ファスナを用いる。
ネジ止めの場合、ピックアップはスプリングを通すよーに両端をネジ止めし、高さ調整もネジでする。
コントローラは1箇所のみネジ止め。
私は調整のし易さを考慮してピックアップをネジ止め、コントローラを貼り付けにしている。
弦をとっかえるついでに少し掃除したのであまり市販品の参考にはならないが私の取付け状態を紹介。
ネック側より見た図。中央がネジ止めされたGKのピックアップ。アーム後方のコントローラは面ファスナで固定。
コントローラの固定方法。
面ファスナをギターとコントローラに貼るだけ。コントローラ側はネジを隠さないよーに自分で少し切りました。
ピックアップの固定方法。
左側は線で隠れて見えないが両端をネジ止め。
ピックアップとギターの間にはネジを通したスプリングが入っていてネジを回してピックアップの上下を調整する。
元はフロイドローズが付いていて隙間が無かったのでリヤピックアップのエスカッションは切断(^ ^;
ピックアップを外すとギターに穴が(^ ^;
ちなみに付属のピックアップ用ネジとスプリングは私が最近使ってるギター(FR-55S)には少々長い。
ブリッジ付近のギター本体と6弦の間隔が9mm程度なのに付属のネジは20mm、スプリングは17mm。
これで取付けるとネジを思いっきり締めてスプリングを縮めてもピックアップと弦がぶつかってしまう。
回避策としてDIY屋さんで16mmの長さのネジを入手、スプリングは出所不明の手元にあったのを使用中。
先代のギター(VR-803)は弦との間が14mm位で付属のネジとスプリングで取付けに問題は無かった。
よってGKが悪いとゆー訳ではないと思う。
10円玉の右が付属のネジとスプリング。
私のギターには長過ぎるよーなので左のネジとスプリングを使用中。
・ピックアップの曲がり具合 2003/11/07記
GKのピックアップは3弦用と4弦用が高く2・5弦用、1・6弦用の順に低くなっている。
この曲がり具合は最近流行りのギターと比べるとなかなかに急らしい。
私のギターではこのまま取付けて3・4弦に合わせて高さを調整すると1・6弦がピックアップから離れる。
弦とピックアップが離れてると感度調整しても雑音が気になったり音量を揃えられなかったりする。
先代のギターに取付けた時から気になっていたが手も出せずに歯がゆい想いを重ねていた。
そんな折、Webを徘徊中に先人の知恵と出遭う。
おかげさまで構造や注意点が解り勇気付けられたので加工する気になる。
とりあへづ筐体の前後に切れ目を入れ、底部は少し削って低くしてみた。
底部は柔らかくてしなるのでこの状態でも2〜5弦部分は殆ど平らになった。
切れ目の位置は中央付近の凹みを参考に。
下が加工前。上が加工後。上のほーが平らになってるのが見えますでしょーか?
使用感は加工前よりも好調だけど少し平らにし過ぎとゆー気もする(^ ^;
2・5弦に合わせて高さを調整すると1・3・4・6弦がピックアップから少し離れる状態。
底部のしなり具合を調整する少し固めの補助材を追加すると良いかも。
・ノーマルギター用コードの端子 2003/11/08記
付属のノーマルギター用コードのギター側の端子は普通の標準フォン。
これはストラト型のジャックには都合良いけど他では少々ぢゃまになったりする。
暫く直→L型の変換プラグも使ってみたけど線が長くてやっぱりぢゃま(^ ^;
と、ゆー訳でL型端子を使ったノーマルギター用コードを作ってみる。
標準品の端子を付け替える事も考えたけど当時は1つしか持ってなかったので手持ちの材料でまかなう。
配線はGK側がミニ端子なので細目の物を使用。
下が標準品で上が自作品。
標準品の装着状態。座って弾く時は折れないか心配(^ ^;
自作品の装着状態。配線も短目でコンパクト。
とりあへづ試作した物で不便が無かったのでそのまま使用中。
抜き差しのし易さや配線の長さ等、改善の余地はまだある。
でも...そのうち完全に内部配線にしてしまうかも(^ ^;
つづく (よてい)
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