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めにゅ〜
いんとろ 2013/07/06記
主な仕様と外観 2013/07/06記
VG-99 Editor 2013/08/03記
USBオーディオ 2021/08/28記 2021/09/04追記
XLR接続でGP-10のノイズ低減? 2022/01/22記 2023/03/04追記
コントローラーのMIDI出力 2023/02/18記 2023/03/25追記
・いんとろ 2013/07/06記
VG-8EXの後継機であるVG-88が私的に残念だったので、VG-99が出た当初はとても嬉しかった。
Poly FXは1つしか無いけど、COSMギターとエフェクトとCOSMアンプが2系統で、ペダル一体型ではないのも私的に好み。
USBのオーディオ/MIDIインターフェース機能、PCのエディタ/ライブラリアン、GK→MIDI変換も素敵(^ ^)
AUX入力が無いのと、モノラル入力のエフェクトは不満で、D BEAMとリボンコントローラーは微妙な印象。
6弦独立処理を生かしたPoly FXが少ないのも残念だが、全体的にはてんこ盛りで良い感じ。
最高峰とは言えないまでも、今後のバージョンアップ次第で…と、期待してたのだけど、あまり更新されないまま進展せず。
ふと気付くと生産完了とかで新品が安売りされるよーになり、それでも少々高いと思っていた頃に中古で49,800円なGR-55GKを入手。
VG-99とは縁が無いかな…と、思っていたら無保証GK-3がおまけに付いて中古で49,800円なこちらと出逢い、購入。
VG-88で感じていた不満は全て解消し、これでVG-8EX共々引退しても大丈夫そ。
・主な仕様と外観 2013/07/06記
取説から仕様を幾つか抜粋してみる。
・AD 変換:24 ビット+ AF 方式
・DA 変換:24 ビット
・サンプリング周波数:44.1kHz
・パッチ数:400:200(ユーザー) + 200(プリセット)
・規定入力レベル:GUITAR INPUT:-10dBu
・入力インピーダンス:GUITAR INPUT:2.2MΩ
・規定出力レベル
・MAIN OUT:-10dBu
・SUB OUT:+4dBu
・GUITAR OUT:-10dBu
・出力インピーダンス
・MAIN OUT:1kΩ
・SUB OUT:600Ω
・ダイナミック・レンジ:100dB 以上(IHF-A)
・電源:AC アダプター(PSB-1U)
・消費電流:1.3A
・外形寸法:384.0(幅)*218.0(奥行)*93.5(高さ)mm
・質量:2.1kg(AC アダプターを除く)
・付属品
・取扱説明書
・GK ケーブル(5m)
・USB ケーブル
・RRC2 ケーブル
・VG-99 ソフトウェア CD-ROM
・AC アダプター(PSB-1U)
・ノブ・ボルト*4
・保証書
上から見た所。ベダル一体型から脱却し、スタンド等に取り付けて手元での操作が考慮されている。
GK入力が手前(画像下方向)にあり、D BEAMやリボンコントローラーの他、5つ音色呼び出しスイッチ、コントロールスイッチも。
6個のロータリーエンコーダーにもパラメータを割り当てて、演奏中の操作が可能。
後から見た所。
左側の端子付近を少し拡大。左からノーマルギターの入力と出力。XLRなSUB OUTとGND LIFTスイッチ、標準フォンなMAIN OUT。
そして、ヘッドフォン出力と同軸デジタル出力。
右側の端子付近を少し拡大。左から外部ペダル入力、外部コントロールスイッチ入力、USB、RRC2、MIDI入出力、DC IN。
裏側。
ちなみにACアダプターのPSB-1Uは、GR-55と共通。
・VG-99 Editor 2013/08/03記
VG-99用無料 かつ 純正なエディタで、よくぞここまで丁寧に!とゆーのが私的印象。
とりあへづプリセット音色 USER 001 「ST + TWIN」を例に、GUIを幾つか載せてみる。
画面は約80%に縮小しており、画像をクリックした先で実物大と出逢える。
メイン画面。
COSM GUITAR画面。
EFFECT CHAIN画面。ここから各エフェクトのエディット画面に行ける。
COSM AMP画面。
CONTROL ASSIGN画面。
MIXER/DYNAMIC/DELAY/REVERB画面。
・USBオーディオ 2021/08/28記
VG-99のUSBオーディオはステレオ入出力で、USB INとUSB OUTで入力先と出力元が選べる。
USB IN(入力先)はCOSM GTR A、COSM GTR B、NORMAL PU、MAIN OUT、SUB OUT、MAIN & SUB。
USB OUT(出力元)はCOSM GTR A、COSM GTR B、NORMAL PU、CH A、CH B、MIXER(DRY)、MIXER、MAIN OUT、SUB OUT。
例えば入力先を「NORMAL PU」、出力元を「MAIN OUT」にすると、通常のノーマルピックアップと同じ経路になる。
モデリングの経路は無く、入力先を「COSM GTR A」や「COSM GTR B」にしてもPOLY FXは使えない。
取説によるとUSB INはUSB OUTより前のポイントに設定してはいけないらしい。
入力先を「NORMAL PU」、出力元を「MAIN OUT」にした設定。
図中の黄色い「USB」な矢印が出入箇所になる。
・2021/09/04追記
「COSM GTR A」から各出力元の遅延具合をOblique Audio RTL Utilityで確認すると↓
・MAIN OUT、SUB OUT:1075サンプル 24.376 ms
・MIXER、MIXER(DRY)、CH A:1069サンプル 24.240 ms
↑こんな感じで、「NORMAL PU」でも同じ結果となった。
ドライバーの設定。初期値のバッファサイズ6(288サンプル)。
「COSM GUITAR A」から「MAIN OUT」の設定。
「COSM GUITAR A」から「MAIN OUT」のRTL Utility結果。
プリセット001な「ST+TWIN」を元に、エフェクトやアンプをオフにして計測。
・XLR接続でGP-10のノイズ低減? 2022/01/22記
US-20やGKP-4でGP-10と併用すると、GP-10のノイズが増えるのが気になる。
グランドループが原因かと片アースなGKケーブルでグランドリフトを試してみたけど変わらず。
ふと思い立ってVG-99のXLRなSUB OUTでBEHRINGER XENYX 1002と接続してみたら、ノイズが増えなくなったみたい。
VG-99のSUB OUTなXLR出力。「GND」「LIFT」は「LIFT」だとノイズが増えたので「GND」で。
XENYX 1002の端子付近。「1」と「2」がVG-99からのXLRで、ノイズ対策的には1本でも大丈夫みたい。LとRが逆になってたので後に入れ替え。
VG-99の音は、音量調整が楽なので、MAIN OUTなフォン端子から「5/6」に接続して出力。
ちなみに、「3/4」は以前KORG PX3T PANDORAだったけど、現在はZOOM B1Xon。「7/8」がGR-55で、「9/10」がGP-10。
未使用端子には保護目的でプラグを挿しているのでごちゃごちゃ(^ ^;
※その後ノイズが再発したので他機器との併用でノイズに追加情報。
・コントローラーのMIDI出力 2023/02/18記
各コントローラーはコントロールチェンジナンバーを指定することでMIDI出力可。
VG-99 Editorでは「SYSTEM」で「MIDI」を選び、「TRANSMIT CONTROL CHANGE」で設定。
CTL 3/4にBehringer AB200、EXP PEDALにRoland EV-5を装着してMIDI出力を眺めると↓
VG-99 Editorの「TRANSMIT CONTROL CHANGE」。
操作子 | 出力 | 備考 |
GK VOL | 0〜127 | |
GK S1/S2 | 0、127 | モーメンタリー プッシュオン |
CTL 1/2 | 0、127 | モーメンタリー プッシュオン |
EXP PEDAL | 0〜127 | |
CTL 3/4 | 0、127 | 接続スイッチ次第 |
D BEAM V | 0〜127 | 遠〜近 |
D BEAM H | 0〜127 | 左〜右 |
RIBBON ACT | 0、127 | 触ると127で離すと0 |
RIBBON POS | 0〜127 | 下〜上 |
※CTL 3/4はAB200のAだとプッシュオフ、Bだとプッシュオン。
↑こんな感じで、設定可能なコントロールチェンジ番号はOFF、001〜031、064〜095。
つづく (よてい)
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