PX-200の覚書    「by みつばむし」に戻る

20年近く一緒に遊んできたエレピ(Roland HP-800)の後継として選んだCASIO PX-200
ピアノっぽい鍵盤で安価なのが選定理由だけど、音色はイマイチで、MIDI関連もちと特殊な気がする。
そんな訳で、ぽちぽちといぢりながらちびちびメモする。

めにゅ〜

  
音色 2009/10/10記
  MIDI 2009/10/10記
  SP-30の配線 2010/07/17記
  Win 7 64bit用ドライバ 2011/07/09記
  Win 7 64bit用ドライバ そのに 2011/07/16記
  Win 7 64bit用純正ドライバ 2015/08/01記
  Cubaseで使えるMIDIデバイス 2015/08/08記
  純正ドライバで挙動不審? 2015/10/17記 2015/10/24追記 2016/04/30追記

  手前味噌リンク 2011/11/26更新

音色 2009/10/10記

内蔵音色数は

・パネル音色:12
・VARIOUS音色:20
・GM音色:128
・ドラムセット:2

で、パネル音色はその名の通りパネルに音色ボタンが付いていて直接選べる。
その他の音色はパネルの「VARIOUS」ボタンに1音色だけ割り当てられる。

全体的に派手さは無く、隣り合う鍵盤で音質の差が気になる物が多い印象。
エフェクトはリバーブ、コーラス、ブリリアンスの他、音色によってはDSP効果有。
別売のペダル(SP-30)でハーフダンパーに対応している。
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MIDI 2009/10/10記

取説類にはMIDIインプリメンテーションが載っていないので、別途Web経由で頂く。
内部は32パート(A01〜16ch、B01〜16ch)になっており、A01〜16chは鍵盤と内蔵の演奏機能用。
ちなみにA01chは通常の鍵盤演奏用、A02chはレイヤー用、A03chはスプリット用。

B01〜16chはMIDI/Music Library用で、外部からのMIDI情報で演奏や操作ができるのはこちら側のみ。
なので通常状態では鍵盤で演奏している音色を外部から操作できない。
ローカルオフにしてUSBかMIDIで接続すると、鍵盤演奏もB01〜16chを使う事になる。

私的にちとやっかいなのは、ペダル情報(CC#64、66、67)。
レイヤーやスプリットの状態とは無関係に、常にA01〜03ch同時に出力されるのよね。
そんな訳で、MIDIフィルタや変換をする際には要注意。
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SP-30の配線 2010/07/17記

002-001.jpg
SP-30のペダルの左側にある配線部分の拡大。

ハーフダンパー対応のSP-30の配線(右から順に黒、赤、黄、灰、茶)の具合を、テスタで確認。
黒は共通のアースで、他色とは押すと短絡する関係。
ダンパーペダルにはスイッチが2つ入っているらしい。

黒と他の配線を短絡して出力されるMIDIは

赤:ソフトペダル(CC#67)。値は127。
黄:ソステヌートペダル(CC#66)。値は127。
灰:ダンパーペダル(CC#64)。値は127。
茶:ダンパーペダル(CC#64)。値は72。

と、なる。
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Win 7 64bit用ドライバ 2011/07/09記

Win 7の64bit版を入れてみて、PX-200用のドライバが無いことに気づく。
Win 7の対応状況を見るとUSB標準ドライバ対応モデルだと64bitでもok。
でも、PX-200等のUSB-MIDIドライバ対応モデルは32bitが△で64bitは×になっている。

どーしたものかと「Casio USB MIDI 64bit」で検索してみるとこちらにそれらしき書き込み。
そしてこちらこちらには日本語解説が(^ ^)
そんな訳でRoland PC-50用ドライバを改変したCASIO用ドライバをhttp://goo.gl/1Y0kNから入手。

日本語解説中のDPInst64.exeはリンク先が行方不明だったので、元記事の後半に置いてあるのを頂戴した。
INFファイルの「wk-110」を「PX-200」に置換してからインストールして、とりあへづ認識ok。
ただし、PX-200のMIDI IN/OUTは認識しない。

Cubaseのデバイス設定で確認すると↓
003-001.png
↑こんな感じ。

デバイスマネージャでドライバファイルの詳細を見ると↓
003-002.png
↑こんな感じで、同梱されているCASIO製の6ファイル(「pl40*.*」の4ファイル、「ccusbmid.inf」、「update.txt」)は不要みたい。

また、DPInst64.exeが無くても↓
(1):改変ドライバを頂戴して解答しておく。
(2):ドライバをインストールせずにPX-200を接続し、不明なデバイスとして認識させる。
(3):デバイスマネージャで不明なデバイスを右クリックし、「ドライバーソフトウェアの更新」をクリック。
(4):「コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索します」をクリックし、(1)で解凍したフォルダを指定。
↑で、インストール出来る。

ちなみにMIDI IN/OUTが認識しない件は、目下試行錯誤中。
INFファイルをいぢったり、他のドライバを頂戴して試しているが、上手くいかない。
あぁ、CASIOが64bit用ドライバを出してくれれば…

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Win 7 64bit用ドライバ そのに 2011/07/16記

の後、Roland UM-550用ドライバを元にいぢってみたら、MIDI端子のほーも認識できた(^ ^)

004-001.png
Cubaseのデバイス設定で確認すると、MIDIとUSBの2系統が認識されている(^ ^)

詳細はこちらに記した。
ただ、許諾・使用条件の使用制限に触れそーなので改変したINFファイルを置くのはダメみたい。
よって、手順だけで勘弁<(_ _)>

簡単に言へば、UM-550の1番目のMIDI端子がPX-200のUSB、UM-550の5番目のMIDI端子がPX-200のMIDI端子に対応していた。
軽く試しただけだが、2系統ともしっかり入出力しているみたい。
USBのIDが「USB\VID_07CF&PID_6802&REV_0100」なら大丈夫そだが、PX-200でしか確認してないので念のため。

蛇足ながら、元ネタのINFファイルに5番目の入出力を追加しても、認識しなかった。
また、Rolandのデジタルピアノ用で改変してみたけれど、こちらも不発。
コンパネにUM-550が現れるのはしょーがないとして、UM-550との併用でどーなるかは未確認。

あぁ、CASIOが64bit用ドライバを出してくれれば…
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Win 7 64bit用純正ドライバ 2015/08/01記

の後、特に不具合もなく使い続けていたのだけれど、ふと気付くと、こちらに純正ドライバが!
「USB-MIDIドライバ for Windows7 (64bit) / 8 (64bit) / 8.1 (64bit)」の「CCUSBX64_INST.zip」で、「PL-40R用」だけど「PX-200」が対応機種に入っている。
早速頂戴してインストールすると、しっかり認識されたみたい(^ ^)

http://f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mitsuba64/20150801/20150801102517_original.png
Cubaseのデバイス設定で確認すると、「MK USB」と「MK USB MIDI」の2系統が認識されている(^ ^)

ファイルを見ると、「readme.txt」は2015/02/12だけど、本体らしき「ccusbmid.sys」は2012/02/24でバージョンは1.0.0.4。
う〜む、結構前から出てたのかも。
Win 10に対応してるかどーかは不明だけれど、とりあへづこれで一安心(^ ^)
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Cubaseで使えるMIDIデバイス 2015/08/08記

ぢつわ、Cubaseで使えるMIDIデバイスを作成済みだったり。
M's PX-200 MIDI Device Ver 0.01

元は手書きとコピペで作ったパッチネームスクリプトで、Cubase 4のMIDIデバイスマネージャーで読み込んでMIDIデバイスに変換した品。
2007年の5月にはこちらで公開していたが、私的には普段PX-200を音源として使わないので(以下略)
Win 7 64bit用純正ドライバの動作確認で試してみたけど、やはりこれを使うと音色選択が楽(^ ^)

http://f.st-hatena.com/images/fotolife/m/mitsuba64/20150808/20150808152201.png
CubaseのインスペクターでVarious音色の「Dyno Elec. Piano」を選択したところ。

ダウンロードしたファイルを解凍して、CubaseのMIDIデバイスマネージャーで「設定の読み込み」してMIDIポートを設定すると使えるハズ。
Cubaseのインスペクターで発音域を指定したりトランスポーズしたりすると、自由にスプリットやレイヤーが組めて楽しい(^ ^)
内蔵音源のB01〜16ch用なので、PX-200はローカルオフにして使用する。
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純正ドライバで挙動不審? 2015/10/10記 2015/10/24追記

Win 7 64bit用純正ドライバを使い始めた頃には気づかなかったのだけれど、この頃は入力したの一部が延々と繰り返される症状に度々遭遇。
しばらく弾いて症状が出なければそれ以降は大丈夫なのだけれど、症状が出ると本体の電源を切っても残っていることも。
USB端子を抜き差しすると治まることもあるので、ドライバが原因な気がする。


入力したノートオンとノートオフが繰り返す例。

試しに純正ドライバを削除してUM-550改造ドライバにしてみると再現せず。
改造ドライバを削除して純正ドライバに戻すとまた発症するので、純正ドライバの使用を断念し、UM-550改造ドライバで様子見。


以下、2015/10/24追記
ノートPCなAcer M5機に純正64bitドイラバを入れてみたが、こちらでは今のところ同様の症状と遭遇せず。
デスクトップ機でも使い始めた頃は大丈夫だったので、その後に入れた何かと喧嘩しているのかも。


以下、2016/04/30追記
その後、音楽用デスクトップPCが代替わりして、6700K機に。
こちらでは純正64bitドイラバで挙動不審が再現せず、安定している模様。
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手前味噌リンク 2011/11/26記

[ピアノ音色を確認してみる。]
CASIO PX-200 2007/09/29

[工作室]
CASIO SP-30を包んでみる。 2007/04/28
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