・PX-200のハンマーキャップを交換してみる。 表紙に戻る
いんとろ
ふと気づくと2007年04月に入手したCASIO PX-200の白鍵(B3)が沈んだまま戻らず(^ ^;
Webで情報収集して出逢ったこちらやこちらと同じなら「ハンマーアクチェーターラバー」か「ハンマーキャップ」が割れたのが原因らしく、部分的な交換で治るみたい。
こちらの案内に従ってサポートに問い合わせてみると、内部の部品は供給不可で、古いので修理も不可とのこと(^ ^;
白鍵(B3)が戻らず(^ ^;PCのキーボードをこの付近に載せて使ってたのが要因かも(^ ^;;
純正部品の入手を断念し、AliExpressで非純正部品を物色中、何故か10個入りが初回限定特価で149円なこちらと遭遇。
普段は1,000円以上で売っている品が、私のために85〜90%引きでしかも送料無料となると、これはひょっとして買い物の神様のお導き?
黒鍵用も欲しかったけど初回限定は1品だけだったので、白鍵用10個入りを入手して交換してみる。
以下、PX-200の部位の名称は正式なものではなく、多くは私が勝手に命名しているので要注意。
交換部品は「ハンマーキャップ」とする。
作業時間は撮影や掃除を含めて1時間ちょい。
非純正な白鍵用ハンマーキャップ10個。
交換作業
基本的にこちらのPX-310用動画の手順で作業。
以前一度開けた情報を元に、左右側面のパネルは外側だけ外し、内側は上のネジ2本だけ外す方法にしてみる。
作業は全てこちらのXスタンドの上で、簡単な手順は↓
01:本体背面を下にして設置。
02:左右側面の外パネルを外し、内パネルのネジを上2本ずつ外す。
03:裏蓋のネジ17本を外して裏蓋を取り外す。
04:裏蓋内のハンマー奥のネジ10本と底面奥のネジ8本を外す。
05:本体底面を下にして設置。
06:ボリュームツマミを外し、上蓋を開く。
07:鍵盤を外す。
08:B3とC8のハンマーを取り外し、ハンマーキャップを交換して戻す。
09:部分的に鍵盤を戻して動作確認し、大丈夫だったら組み直して電源入れて動作確認。
↑こんな感じで、合間に度々掃除が入る。
02:左右側面の外パネルを外し、内パネルのネジを上2本ずつ外す。
上段左右:左側面パネル(左)の2本のボルトを外し、パネルを外して内側のパネル(右)の上側の2本のネジを外す。下段左右:右側面パネルも同様に。
03:裏蓋のネジ17本を外して裏蓋を取り外す。
色が少し違うのが裏蓋。周囲のネジを外す。
04:裏蓋内のハンマー奥のネジ10本と底面奥のネジ8本を外す。
裏蓋を外したところ。ハンマーの奥のネジと、底面奥(画像下の窪み)のネジを外す。
05:本体底面を下にして設置。
この際ハンマーが底面より下にぶらぶらするので、スタンドとの干渉に要注意。
06:ボリュームツマミを外し、上蓋を開く。
ボリュームツマミは持ち上げるだけで外れる。
07:鍵盤を外す。
外すといっても奥側の支点は残したまま、持ち上げる感じ。
白鍵はハンマーがぶら下がっていれば手前側を持ち上げるだけで外れる。引っかかりを感じるなら、ハンマーを手で下に引っ張っりながら行う。
黒鍵はハンマーを手で下に引っ張っりながら行う。外す際は白鍵が先で、戻すときは黒鍵が先。
08:B3とC8のハンマーを取り外し、ハンマーキャップを交換して戻す。
鍵盤を外す(持ち上げる)とハンマー先端が見える。左がB3でハンマーキャップが見当たらないが、割れて下に落ちていた(^ ^;
左のC8は以前一度開けた際にハンマーを無理に抜いて先端が破損(^ ^;
白鍵のハンマーは裏側から手前側斜め上へ押し込むと外れるので、そのまま斜め上へ抜き取る。
今回黒鍵は触らなかったが、こちらは裏側へ抜き取る模様。どちらも参考動画「2:25」を参照のこと。
ハンマー先端を掃除して、ハンマーキャップを装着。3つ目の再掲画像の広いスリットにハンマーの先端を挿し込む。
外したのと逆の手順でハンマーを戻す。B3のハンマーを抜いた跡地(左)にハンマー装着(右)。
09:部分的に鍵盤を戻して動作確認し、大丈夫だったら組み直して電源入れて動作確認。
復活したB3とC8(^ ^)
えんぢんぐ
ネジが多いのは面倒だけど作業そのものはお手軽な印象で、電源入れて全鍵盤を確認した感じ特に問題無さそで一安心(^ ^)
ハンマーキャップを交換したB3とC8も、弾いた感じ違和感無し(^ ^)
グリスも入手しておいたのだけれども、今回は未使用。
破損したハンマーキャップ。左群がB3で、割れて下に落ちてた(^ ^;
右群はC8で、欠けた先端を曲げてみたら簡単に2つに割れた(右の2つ)ので全体的にボロボロかも。
両側面外パネル下のボルト(右)意外は同じネジ(左)みたい。
評価(10段階で08がいちおー満足)
自己満足度:9
いまのところ不具合を感じることなくしっかり機能しているみたい(^ ^)
他のハンマーキャップも経年劣化しているっぽいので全鍵盤分を購入するつもりだったけど、他が先に壊れるかもなので見送り。
白鍵用の在庫は残り8つあるし、黒鍵用が破損したらまた10個くらい入手して交換する予定。
以上、2024/09/07記
後日談 2024/09/08
その後、1週間くらいして今度はC4が少し凹んだまま戻らず(^ ^;
同様の手順で開けて確認するとハンマーキャップの先端が割れて落ちてたので、ハンマーを取り出してハンマーキャップを交換して戻す。
筐体を戻す際に上蓋がちゃんと閉まって無くてやり直したりしたけど、40分くらいで作業を終えて挙動確認も大丈夫そで一安心(^ ^)
C4が少し凹んだまま戻らず(^ ^;
ハンマーキャップ先端が割れて落ちていたので、ハンマーを取り出して交換。左画像の右がC4で左は交換済みなB3。
復活(^ ^)
後日談 2024/09/23
その後、音合わせ中にピアノ音色でベースをオクターブで元気よく弾いていたらF2とC3が少し凹んだまま戻らず(^ ^;
3回目の交換作業は2回目の作業で組み直す際に両側面上のネジ2つずつと裏蓋のネジを6つ外したままにしておいたこともあり、30分くらいで音出し確認まで。
今回は裏蓋のネジを2つ追加で外したままにして組み直す。
F2とC3が少し凹んだまま戻らず(^ ^;
取り出したハンマー。上がF2で下がC3。
ハンマーキャップを交換して復活(^ ^)
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