ARC3でHD681を測定してみる。 「by みつばむし」に戻る
ヘッドホンの補正にも使えるかな?
いんとろ
ふとした縁で入手したARC System 3 Software only(以下「ARC3」)は、スピーカーの補正用。
ヘッドホンの補正にはSonarworks Reference 4 Headphone Editionを使っているが、SoundID Referenceに台替わりしており、今後の更新は望めない。
ARC3でヘッドホンを測定して補正に使えると面白いかも。
Reference 4のプロファイルをARC3で測定した結果を追加。2022/02/26
ダミーヘッドもどき「タオル君試作01号機」「タオル君試作02号機」「タオル君試作03号機」で測定した結果を追加。2022/11/19
手順
・オーディオインターフェースにRoland UA-1010を使い、ヘッドホン出力にSuperlux HD681を接続。
・マイクをU-1010に接続し、Superlux HD681に近接して収音し、ARC3でUA-1010を測定してみる。の手順と同様に測定。
・測定結果の比較対象は、Reference 4のプロファイル。
使用マイク。左から MXL V67G、MXL 770、YAMAHA MZ102Be、audio-technica AT-K60。
MXL V67Gでの測定風景(笑)。
Reference 4でのSuperlux HD681のプロファイル。
・結果
・MXL V67G
上が今回の測定結果(緑線)。下は製品頁に載っていた周波数特性。
・MXL 770
上が今回の測定結果(緑線)。下は製品頁に載っていた周波数特性。
・YAMAHA MZ102Be
上が今回の測定結果(緑線)。下は取説に載っていた周波数特性。
・audio-technica AT-K60
今回の測定結果(緑線)。周波数特性は不明。
雑感
周波数特性が一番平らなV67Gに期待していたのだけれど、高域が上がりすぎてたり、9kHzが大きく凹んでたりで、Reference 4のプロファイルとはあまり似てない印象。
周波数特性で高域が大きくかまぼこ型に膨らんでいる770のほーが似ているかも。
予想以上に似てたのがMZ102Beで、AT-K60はあくまで参考なので評価せず。
AT-K60はさておき、他の3機種で共通して気になったのは2〜3kHzの膨らみ具合。
Reference 4のプロファイルとは似ていないが、個体差もあるだろーし、私的所有個体なHD681は実測に近い感じなのかも。
個体差で言へば、マイク側の周波数特性も個体差があるので、着地点をどーするかは迷う。
Reference 4のプロファイルをどれだけ信用するかも悩みどころ。
また、補正後のオレンジ線があまり平らにならず、どれも補正しきれてないことを示している。
ヘッドホンの補正は難しいのかも。
Reference 4のプロファイルをARC3で測定した結果。2022/02/26
VB-Audio Vicemeeter Bananaの「Voicemeeter AUX Virtual ASIO」経由でReference 4を測定出来たのでこちらに追記。
測定されるのはSuperlux HD681の周波数特性をReference 4で補正した結果なので、周波数特性は反転した状態。
ARC3でどれくらい補正されるかの参考にはなるかと。
Bananaの設定。
Reference 4はSAVIHostで起動。出力は緑線の「Correction」になる予定。
ARC3の測定結果(緑線)と「Default」での補正具合(赤線)。
同じくARC3の測定結果(緑線)と「Sharp」での補正具合(赤線)。
同じくARC3の測定結果(緑線)と「Broad」での補正具合(赤線)。
測定自体は大丈夫そだけど、補正しきれてないみたい。
仮にReference 4のBefore(青線)と同じ特性で測定しても同様に補正しきれないだろーから、Superlux HD681の補正は無理っぽい。
2kHz以下は平らになっているので、補正しきれてない高域は個性として楽しむとゆー手も?
ダミーヘッドもどき「タオル君試作01号機」「タオル君試作02号機」「タオル君試作03号機」で測定した結果。2022/11/19
ふと蜂蜜の空き容器にバスタオルを巻いてaudio-technica AT9905を装着したダミーヘッドもどきを試作。
AT9905の装着方法でタオル君試作01号機、タオル君試作02号機、タオル君試作03号機となる。
各々でARC3もお試し。
「タオル君試作01号機」での測定風景。隣のZOOM H1nはAT9905の給電とマイクプリ担当。
とりあへづ試作してみた「タオル君試作01号機」(上)と測定結果(下)。
AT9905が出っ張らないよーにしてみた「タオル君試作02号機」(上)と測定結果(下)。
AT9905の内側(通常耳穴に入る側)を表にしてみた「タオル君試作03号機」(上)と測定結果(下)。
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