・GK-2AのボリュームをFR-55Sに取り付けてみる。 表紙に戻る
いんとろ
現在メインでつかっているFR-55Sの音はVG-8EXで出してるの。
でもGK-2Aのボリューム操作がやり辛いのでFR-55Sのボリューム位置に取り付けてみる。
ついでに前回やり残した接地配線とGKの線がアームの下を通るようにする。
ちなみに今の状態は
GKの配線がぐるっとまわって邪魔なのよね(^ ^;
こんな感じ。
作業その1 2002/08/06
FR-55Sのトーンを外して跡地にボリュームを移動する。
トーンの配線はコンデンサを付けたままニッパで切り取る。
どーせほとんど使わないので何の躊躇もない。
左の写真の中央付近(基盤の下)がトーン。その左下がボリューム。トーンを外して跡地にボリュームを移動。
特に苦労する所は無し。
作業その2 2002/08/06
前回(アーム交換)でやり残してた接地配線。
ついでにGKの配線が邪魔にならないよーにする。
板その1(前回参照)にGKの配線を通す隙間を作る。
真直ぐでは裏に通らないので強度を心配しながら斜め内側に削る。
GKのケースも配線が出る位置を変えるために削って穴を開ける。
元は通常設置状態で左側面(ブリッジ側)から出てたのを上側面(ネック側)にする。
加工後の板その1とGKのケース。GKの穴は右側面が元の位置。手前のが今回加工した所。思いっきりピンぼけ(^ ^;
GKの線と接地線をくぐらせた状態で板その1をはめ込む。
接地線は元々アームスプリング止めに半田付けされてた線を延長して半田メッキ。
アームへの接地は特に固定せずにSHIFT 2001に挟まれるだけ。
ワッシャを付けてアームユニット固定ネジで一緒に止める事も考えたけど手元に合うのが無かった(^ ^;
本体に半田付けするのも何なので接触面が多くなるよーに平たくしてから半田メッキした。
これで効果は有ると思う...多分(^ ^;
ここまでの表と裏。板その1の下を通るGKの線とこの後SHFIT 2001の下敷きになる運命の接地線。
とりあへづ組み直してみる。
GKの配線がスッキリして邪魔にならなくなった(^ ^)
線の出口を変えたのでGK本体はアームユニットにピッタリつけて設置。
作業前と比べるとGKの配線が邪魔にならなくなって全体的にすっきり配置(^ ^)
試奏すると接地線が効いてるよーで生ピックアップのノイズは気にならない。
シールドの金属部を指でつんつんしても手でにぎにぎしてもノイズは出ないし変わらない。
ふむ、ここまでは順調みたいね。
作業その3 2002/09/03
GK操作用ボリュームの取り付け。
GKのボリュームは50kΩBで手持ちに同等品が有る。
しかーし、ギターに取り付けるにはネジ部の長さが足りないの。
その上シャフト全体としては長いのでそのままではツマミが浮いてしまう。
FR-55Sのトーンを持って秋葉原で探したら特注品だと教えてもらい断念。
本体が大きいのだとネジ部は長いが径も大きく高価なので暫らく悩んでたのよね。
某日、手持ちのボリュームを両面テープでギター表面に付けていぢる。
むぅ、これではでっぱり過ぎて実用にならんな。
結局ギター側を削る事にする。
もひとつ悩んでたのはどーやって削るかだが...カッターや彫刻刃では上手く行く気がしない。
で、取り出しましたのは電動ドリル+先端が磨り減った砥石。
10年以上前にとある作業の為に購入したドリルと砥石。
意を決してギターの裏側からボリュームの穴に合わせて削る。
先端の磨り減り具合が丁度良い大きさ(^ ^)
配線や余分な所を削らないよーに気を使う。
2〜3mm削ればナットで締められると思うので削り過ぎないよーに。
塗装の少し下まで削った時点で現物を合わせてみる。
塗装の少し下まで削った所。横着な私は他の部品を外しませんでした(^ ^;
良い具合にナットで締められるみたいなのでボリュームを仮組み。
予想通りツマミが浮くが...とりあへづ良しとする。
気に入らなかったら後で切りましょ。
ツマミ高さが(^ ^;1番奥がサスティナー、その手前がギターのボリュームで1番手前がGKのボリュームになる。
ここまできたら後は配線だけ。
作業その4 2002/09/03
よっしゃ!配線するぞー。
と、その前に穴掘り。
GK用ボリュームを配線するには元アーム部屋との間に通路を作ってやらねばの。
先程の電動ドリルに木工用6mmの刃を装着してグリグリする。
グリグリしました。
GK側のボリュームを外す。
半田を奇麗に外す事も考るが基板が2層みたいだから足を残して端子として使う。
後でちゃんと半田付けできる自信がないの(^ ^;
ボリュームの付根に沿ってニッパでヂョキヂョキする。
ああ、もう元へは戻れないのね、私達(笑)
ぢょきぢょき前後。右の写真の中央付近がボリュームのあった所ですな。
参考までに今回縁のあったボリュームの一覧。
左から手元に有った50kΩB、GKのボリューム、FR-55Sのトーン。シャフトやネジの長さは色々なのよね。
GK基板に残した足へ配線。
線材は余ってたIDE線を3本分引き裂いて使用。
ひ弱そーなのでちと心配だけど音の通り道ではなさそなので良かろ。
短絡防止に熱収縮チューブを被せるつもりだったけどぐらつきも無く大丈夫みたいなので省略。
むぅ、ピントが(^ ^;
とりあへづ裏まで線を引き回してGKのケースを元に戻して表側はおしまい。
見た目は悪いが不具合が無ければそれで良い(^ ^;不具合があったら変更しましょ。
続いて裏側。
ギターに仮組みしたボリュームを外して配線してから組み直す。
配線はGK→接地用穴→元アーム部屋→新たに開けた6mmの穴→ボリューム類の部屋と通る。
こんな感じ。
配線終了!
この状態で動くハズなのでVGに接いで確認。
裏蓋を閉めてとりあへづ作業完了。
元アーム部屋の蓋は御茶ノ水のイシバシ楽器にて100円で購入した穴無しに交換してみました。
作業完了後の表と裏。
お世話になった工具の皆様の集合写真(^ ^)
えんぢんぐ
VG-8EXに接いで音を出しながら小指でツマミをいぢると...ちと違和感。
無音から音が出る切れ目がハッキリしてるのが気になる。
もっと滑らかにならんかな?
ボリュームで歪具合を調整するのも少しやり辛い気がする。
GKに付いてたのと同じBカーブが手元に有ったのでそのまま使ったがAカーブの方が良いのかも。
今度秋葉原をうろつく時に50kΩAを買ってこよ。
位置や高さには今の所不満はない(^ ^)
評価(10段階で08がいちおー満足)
自己満足度:07
ほぼ思ったよーに機能している。
えんぢんぐで述べた不満がGKと同じ50kΩBを使った所為なら今後の改善も見込める。
後日談 2003/10/05
US-20*2でVG-8EX、VG-88、GI-10の併用を試そーと接続したら音が出ない。
GK線をグリグリ動かすとたまに音が出るので接触不良の模様。
でもVG側のTUNEは問題無く機能している。
あ、GK側のボリューム配線が断線してら(^ ^;
IDE線を直に半田付けしただけだからな...線を引っ張るとモロに力が加わるのよね。
単に半田付けし直してもまた繰り返すだろーから対策を考えねば。
ぽくぽくぽくぽく...ち〜ん。
うむ、配線を上から出すのを止めてGKピックアップの配線と同じ穴から出そう。
穴が狭いので引っ張られにくいし見た目もスッキリするハズ(^ ^)
思い付いたらとっとと作業。
半田を外してから小さ過ぎるGKケースの穴をカッターで拡張して配線の引き回しを確認。
端子を寝かせて半田付けし直し配線はS1/S2 SWの間を通って直角に曲げてから外へ。
端子を寝かせて半田付け近辺のアップ。
配線はこんな感じ。
蓋を閉めると配線スッキリ(^ ^)
組み直して動作確認すると...問題無さそ(^ ^)
引っ張る力にも少しは丈夫になったかな?
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