簡易防振対策の効果を確認してみる。 「by みつばむし」に戻る
お風呂マットやフィットネスボールでの防振具合は?
いんとろ
自室(2階)でエレドラと戯れる際、階下への振動や騒音が気になる。
Webで情報収集すると、バランスディスクを使ったDFS(ディスクふにゃふにゃシステム)が効果的らしい。
なので度々検討しているが、お安いバランスディスクと遭遇する機会に恵まれず、保留のまま。
とりあへづ、お風呂マットとOSBの組み合わせで試したら、あまり効果が無さそ。
その後、100円屋さんでフィットネスボールと空気入れと出逢い、現在はそちらでお試し中。
さて、効果の程は?
初代簡易防振対策は、598円で約1.8cm厚のお風呂マットを2つ並べ、その上に9mm厚のOSBを2枚載せた代物。
その後100円屋さんで出逢ったフィットネスボールと空気入れ。
試しに入手して遊んでみたら丈夫そだったので、フットネスボールを追加購入してお風呂マットと交代。
フィットネスボールは空気を少なく入れて、板の四隅と中央に、合計5つ。
9mm厚のOSBを2枚とエレドラを載せると3.5cm程。
実験方法
階下への影響を測るにあたり、振動計の手持ちはないので、録音で対応してみる。
具体的には↓
・自室にお風呂マットを使った初代簡易防振対策を小規模に再現。
・自室と階下にマイクをセット。
・自室にて防振対策無しの床(床直)、再現したお風呂マット防振、現行のフィットネスボール防振をハンマーで3回ずつ叩いて録音。
・録音したファイルを元に、各々の防振具合いを確認。
↑こんな感じ。
自室の実験風景。左は先代のお風呂マットな簡易防振の再現で、右が現行のフィットネスボールな簡易防振。
中央手前が衝撃付加装置で、ハンマー部を覆っていた樹脂がボロボロになった元ショックレスハンマー。
中央奥の緑な消音パッド経由で床、お風呂マット防振、フィットネスボール防振を叩いて衝撃を加える。
マイクは衝撃地点から離すため、撮影者の後方に設置。
階下の録音風景。天井に向けてマイクをセット。
使用したマイクはMXL 770。
MXL 770を受けるのはRoland UA-1010で、+48Vを供給しつつプリアンプのゲインを20dBに設定。
自室側を左ch、階下側を右chにして、Steinberg Cubase Pro 9.0.30でステレオ録音。
録音結果を0dBでノーマライズして、床直、お風呂マット防振、フィットネスボール防振で各々同じ長さに切り出す。
その後Cubaseで波形を表示したり、解析やスペアナを使って可視化して比べてみる。
床直の結果
録音したファイル(床直.wav)
床直の波形。
床直の解析とスペアナ。
お風呂マット防振の結果
録音したファイル(お風呂マット防振.wav)
お風呂マット防振の波形。
お風呂マット防振の解析とスペアナ。
フィットネスボール防振の結果
録音したファイル(フィットネスボール防振.wav)
フィットネスボール防振の波形。
フィットネスボール防振の解析とスペアナ。
・まとめ
解析で右chの最大サンプル値を比べると、床直が-4.20dB、お風呂マット防振が-10.91dB、フィットネスボール防振が-20.18dB。
床直と比べると、お風呂マット防振は-6.71dBなので半分以下、フィットネスボール防振は-15.98dBなので2割以下になるのかな?
自室内ではお風呂マット防振が一番静かみたいだけど、階下への配慮としてはフィットネスボール防振が効果的みたい。
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