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  ソフトシンセの単体起動時とCubase+VSTi時で2コアなCPUの負荷の違いを試す。

いんとろ

Cubaseで遊んでいるとVSTiが1台の時も2コアに負荷が分散しているみたい。
マルチスレッド対応で無さそなVSTiでも同様なのでCubase側で頑張ってるのかな?
試しに単体起動可なソフトシンセで単体起動時とVSTi時での負荷の違いを確認してみる。

実験方法

被験者その1:E-MU Emulator X
被験者その2:IK Multimedia SampleTank 2.5
VSTiホスト:Steinberg Cubase 4.1

各ソフトシンセの単体起動とVSTiでの設定を出来るだけ同じにする。
負荷はOSのタスクマネジャのパフォーマンスで確認。
CubaseではVSTiトラックで呼出す。

被験者その1はCPU capを80%に設定。
発音限界になるまでサスティンペダル入りで鍵盤を撫でる。
音色は付属のProteus Composer.exb内の「Orchestral」を使用。

被験者その2は発音数を256に設定。
発音限界になるまでサスティンペダル入りで鍵盤を撫でる。
音色は毎度のSampleTank 2 Freeの持続系な「L.A. Dreams 2pac」を使用。

音楽機の主な環境は

CPU:Ath64 X2 3800+@2.2GHz
M/B:Gigabyte GA-K8U-939(ULi M1689)
RAM:PC3200 512MB*4
HDD:DiamondMax 10 6L200P0
OS:WinXP Home SP2
オーディオ:E-MU 1820
ドライバ:E-MU ASIO 1.81

音楽機起動時のCPU負荷
start.png
エクスプローラとタスクマネジャのみ起動。ほぼ0%。

Cubase単体でのCPU負荷。
Cubase_only.png
上に加えCubaseを起動。3〜5%。
メイン出力に付属のVSTe「Dynamics」を挿入してリミッタのみONした状態。


被験者その1:EmulatorX
EmulatorX_Alone.png
単体起動時。ちなみに発音数は60音。

EmulatorX_Cubase.png
CubaseでVSTi起動時。ちなみに発音数は61音。CubaseのCPUメータは70%付近。

被験者その2:SampleTank 2.5
SampleTank2.5_Alone.png
単体起動時。ちなみにSampleTankのCPUメータは58%付近。

SampleTank2.5_Cubase.png
CubaseでVSTi起動時。CubaseのCPUメータは70%付近。

えんぢんぐ

どちらも単体起動では1コアに集中している負荷がCubase+VSTiでは2コアに分散している。
音色作成部分と発音部分で処理が分散するのかな?(根拠無)
Cubase+VSTi時の1コアの負荷の最大値は下がっているが動きは激しい。

他のVSTiホストは知らないが2コアCPUならCubaseはVSTiホストとして悪くないのかも。
4コアで更に分散してくれると嬉しいが自機で試すのは何時の日か(笑)
ソフトシンセやCubaseとOSとで負荷の値が大きく違うのは...何か理由があるのかしら?

さて、最後までお付き合い頂いたお礼にお土産を用意しました。
・無駄に大きいキャプチャ画面の元ファイル。
・この頁。
の2点セットです。

え”?要りませんか?(^ ^;
まま、そうおっしゃらずにどうぞ

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