・VG-88のレイテンシを測ってみる。 「by みつばむし」に戻る
VG-88のギター入力に矩形波を入れてみる。
いんとろ
VG連絡会のMLで聞いた話ではLine6のPODはレイテンシが1.7msだそーな。
VG-88はどれくらいかとゆーと...情報が無い。
でわ少し試してみましょー。
実験方法
VG-88にはGK-2A等の6弦独立ピックアップを接ぐGK入力と普通のギターピックアップを接ぐギター入力がある。
今回はギター入力に矩形波を入れてVG経由の有無で差を比べてみる事にした。
VG経由のGK入力とVGを経由しないギター出力を比べるほーが実際の使用感に合う気がするが
・試したら差が測り辛かった。
・何度も弾くのが面倒。
等の深刻な理由により今回は見送り(^ ^;
ギター入力ではCOSM GUITARが使えないが...ま、しょーがない。
具体的には
・UA-5の左出力をそのままUA-5の左入力に接続。
・UA-5の右出力をVG-88のギター入力に接続し、VG-88の左出力をUA-5の右入力に接続。
・WaveGene 1.20の設定を16bit 44.1kHzにして矩形波を幾つか作成。
・矩形波をCubase SX 2.2.0.33に読込んで最初の1周期を無音化。
・16bit 44.1kHzに設定したCubaseで矩形波をUA-5からステレオ出力し、UA-5のステレオ入力で録音。
・録音結果をCubaseのサンプルエディタで開いて左右のチャンネルのズレをサンプル単位で確認。
・msの算出はサンプル/44.1で四捨五入して小数点以下2桁に。
こんな感じ。
実験その1は1kHz、2kHz、4kHz、5kHz、10kHzの矩形波で測定。
実験その2は1kHzの矩形波を使ってCOSM AMPとエフェクトをON/OFFして測定。
VG-88の音色はアタックがハッキリしていた26-3「TEXS ST」を基に使用。
矩形波の最初の1周期を無音化したのは波形の立上がりが明確になると思っての事。
でも結局実際に測ったのは最初の半周期の0になる所だったりする(笑)
Cubaseの録音トラックは音がループしないよーにミュート。
実験結果その1:1kHz、2kHz、4kHz、5kHz、10kHzの矩形波を入れてみる。
図の上の波形がVG経由無で下の波形がVG経由有。
図の上の波形の最初の半周期が0になる所から下の波形の最初の半周期が0になる所まで選択。
図の右上の選択範囲(サンプル単位)=VG-88経由によるレイテンシと解釈した。
波形が見易いよーにエフェクトは全てOFF(COSM AMPのみ)にしてあります。
1kHz
72サンプル≒1.64msですな。
2kHz
72サンプル≒1.64msですな。
4kHz
73サンプル≒1.66msですな。
5kHz
73サンプル≒1.66msですな。
10kHz
え〜と...解りません(^ ^;
実験結果その2:1kHzの矩形波を使ってCOSM AMPとエフェクトをON/OFFしてみる。
エフェクトのノイズサプレッサは波形の頭への影響が大きかったので全パラメータを0に設定。
図の解釈は実験結果その1と同様。
実験結果その1の1kHzはCOSM AMPのみのレイテンシ。
72サンプル≒1.64msですな。
それからエフェクト全てONにするとCOSM AMP+エフェクトのレイテンシ。
82サンプル≒1.86msですな。
それからCOSM AMPをOFFにしてエフェクトのみのレイテンシ。
82サンプル≒1.86msですな。
それからエフェクトを全てOFFにすると何もしないレイテンシ。
66サンプル≒1.50msですな。
えんぢんぐ
実験結果その1を見ると入力の周波数ではあまり変わらないみたい。
実験結果その2の結果をまとめると
・何もしない時は66サンプル≒1.50ms。
・COSM AMPのみは72サンプル≒1.64ms。
・エフェクトをONにするとCOSM AMPのON/OFFに関わらず82サンプル≒1.86ms。
と、ゆーことらしい。
ま、今回は1つの音色しかいぢってないので念の為。
どっか間違えてるかも知れないし(笑)
COSM AMPやエフェクトの設定でも変わるかも知れないし。
力尽きたので今回はここまで。
さて、最後までお付き合い頂いたお礼にお土産を用意しました。
・実験で使った各種WAVファイル。
・この頁。
の2点セットです。
え”?要りませんか?(^ ^;
まま、そうおっしゃらずにどうぞ。
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