Graphite 49の覚書
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20年以上一緒に遊んできた鍵盤(KORG 707)の後継として入手したSAMSON Graphite 49。
ベロシティーとアフタータッチ付きな49鍵で、安価ながら機能豊富だけど、ちと豊富すぎるかも(^ ^;
そんな訳で、ぽちぽちといぢりながらちびちびメモする。
めにゅ〜
外観と主な仕様 2016/10/08記 2024/06/08追記
エディタ 2016/10/15記 2024/06/08追記
アフタータッチ 2018/05/12記 2019/07/27追記
バッテリー 2019/07/27記 2020/01/18追記
バージョン確認と初期化 2020/01/18記
プリセットのプログラムチェンジ 2024/06/22記 2024/07/20追記
文字化け 2024/07/20記
MIDI Continuous Controller 2024/08/10記 2024/08/17追記
外観と主な仕様 2016/10/08記 2024/06/08追記
KORG 707と記念撮影。
英語な本家頁と日本語な輸入元頁(リンク切れ)から主な仕様を転機すると↓
・鍵盤:49鍵セミウェイテッドキーボード(ベロシティ、アフタータッチ付き)
・コントローラー:スライダー*9、エンコーダー*8、ファンクションキー*16、トリガーパッド*4
・トランスポートコントロール: 5(Rewind、 Fast Forward、Stop、Play、Record)
・ホイール:ピッチベンド、モジュレーション
・プリセット:30 (1 Graphite, 2-10 Remote Control, 11-30 User)
・端子:ペダル入力、USB、MIDI OUT
・寸法:797(W) * 247(D) * 84(H) mm
・重量:4.6kg
・付属品:USBケーブル、Native Instruments Komplete Elements DVD、取説 (※ACアダプターは付属せず)
↑こんな感じ。
鍵盤は707と比べて少し重いタッチで、ペロシティーカーブ設定可でノートオフベロシティにも対応。
4ゾーンのスプリット/レイヤーに個別のMIDI chも割当てられ、USB MIDIなら出力ポートも設定可。
アフタータッチは敏感と言うより、浅く押してもすぐ最大値になってしまうので操作が難しいかも。
スライダー、エンコーダーにはコントロールチェンジの他、アフタータッチや幾つかのRPN、NRPN等が使用可で、ファンクションキーは更にノート情報も。
バンク1/2の切り替えで16スライダー、16エンコーダーとなり、Cubase等のミキサーをリモート操作するプリセット付属。
4つのパッドはバンクA/Bの切り替えで、8パッドとして使用可。
電源はUSBバスパワーの他、センタープラスで9V 300mAなACアダプター(付属せず)でも使用可。
USB MIDIではリモート用を含め5ポート有り、前述の鍵盤のゾーンの他、各種操作子も個別に設定可。
英語な本家頁下の「Downloads & Manuals」のエディタを使うと、設定がとっても楽(^ ^)
「Downloads & Manuals」には取説、ファームウェア、エディタ。
エディタ 2016/10/15記 2024/06/08追記
プリセット「01 Graphite」を開いたエディタの通常画面(上)とプレビュー画面(下)。
メニューの「Bank」でS1〜8とE1〜8のバンクを切り替える。
プレビュー画面では各操作子を一覧出来るけが、エディットは出来ない。
Ch(MIDI ch)やP(出力ポート)が「-」だと、ZONE 1の設定と同じになる。
通常画面で操作子等をクリックするとエディット画面が現れる。
メニューの「Update」でファームウェアの更新も。
2024/06/08追記
ZONEの「Program」と「MSB」は「0」以外に設定すると何故か「0」に設定出来ないみたい(^ ^;
本体側では設定出来るので、そちらで回避可だけど少々残念。
報告してもたぶん治らないだろーけどそのうちフォームで送るかも。
「Program」「MSB」「LSB」を「1」にして(左)から各々「0」にして(中)も、「Program」と「MSB」は「1」のまま(右)。
アフタータッチ 2018/05/12記
こちらにも記したがアフタータッチが浅く、私的には最大の難点。
取説に設定項目は見当たらず、それならハードウェア的にでも調整出来ないかと度々情報収集してみたけどダメみたい。
購入店や国内代理店にも問い合わせてみたけれど、調整不可との返答を頂戴した。
0からいきなり127に飛ぶのではなく、滑らかに変化するのでなおさら残念。
少しの労力で確実に127を出力するので、滑らかに変化するスイッチみたいな感じ?
そこいらを踏まえたうえで有効活用を考えましょ。
2019/07/27追記
その後、慣れたとゆーか多くを求めないよーになり、「滑らかに変化するスイッチ」として扱うよーになる。
用途は主にモジュレーションホイールの代わりで、押し込んでビブラートとかフィルターうにうに。
これはこれで楽しく、無いよりは全然マシとゆーか便利なのよね。
バッテリー 2019/07/27記 2020/01/18追記
以前3か月ほど電源を入れずにいたら、ユーザープリセットに保存した設定が消えていた。
その後もUSB給電だと記憶が保持されず、ACアダプターを使っても忘れることが数回。
本体の記憶保持用のバッテリーがダメなのかと思い、電池式だったら自前で交換しよーかと代理店サポートに問い合わせ。
並行して充電式かもと丸1日電源を入れっぱなしにしたら、その後は忘れずにいるみたい。
が、代理店サポートからバッテリーは使用しておらず、本体に記憶保持されない仕様であるとの回答。
手元の実機では記憶保持されるのでメーカーサポートに問い合わせたら、バッテリーは使ってないけど記憶保持されるとの回答。
で、現在再び代理店サポートに問い合わせ中。
何度か回答いただいてはいるが、本体に記憶保持されない仕様とゆー見解のままなので話が進まない(^ ^;
ちなみにSAMSONの代理店はこちらの音屋さん。
その後、代理店サポートに担当さん交代を依頼。
あちらでも実機で確認し、メーカーサポートに再確認した上での回答は、「フラッシュドライブに保存される」とのこと。
当初の回答は機種が間違ってたらしい。
バージョン確認と初期化 2020/01/18記
ホイール上の「TRANSPOSE」の「+」と「-」ボタンを両方押したままで電源を入れるとバージョンを表示する。
「TRANSPOSE」の上の「OCTAVE」の「+」と「-」ボタンを両方押したままで電源を入れると初期化する。
初期化については、確認選択とか無しでいきなり初期化されるので要注意。
バージョン表示な液晶(上)と初期化な液晶(下)。
プリセットのプログラムチェンジ 2024/06/22記 2024/07/20追記
01〜30のプリセットのうち11〜30は「USER Presets」で、エディタの設定を保存出来る。
これにはZONE 1〜4の「Program」「MSB」「LSB」も含まれるのだけれど、プリセットを切り替えても何故か送信しない(^ ^;
これだと何のための設定なのか不明なので、現在日本代理店な音屋さんに問い合わせ中。
ZONE 1ではプリセットを切り替えてから「ENTER」を押すと出力するのを確認。
また、ZONE設定に入り、ZONEを選択してから「MAIN」に戻ると選択したZONEの設定だけ出力するけど、何故か有効にしているZONEの数だけ送るみたいでこれまた意味不明。
どちらも、出力がプログラムチェンジ、MSB、LSBの順なので、これだとバンクセレクトを反映しないプログラムチェンジになるよーな気もする。
エディタのZONE 1設定の再掲(左)とプリセットを切り替えて「ENTER」した際のMIDI出力具合(右)。
その後、1か月経っても返信が無かったので催促し、届いた回答によると現状が仕様とゆーことらしい。
プリセットに設定したプログラムチェンジ、LSB、MSBはプリセットの切り替え時に送信されないし、出力順もそのままっぽい。
SAMSONからの原文も「All presets including user presets send zone 4 information 4 times, missing the other zones.」とかで機能的に意味不明(^ ^;
これ以上問い合わせても進展は無さそなのでやりとりは終了。
ZONE 1では「ENTER」を2回押せばバンクセレクトを反映したプログラムチェンジになるので、使えないことも無い。
プリセットに記憶させるとゆーよりは、設定して「ENTER」2回で反映させる感じで良いのかも。
文字化け 2024/07/20記
液晶ディスプレイの文字は、操作子をいぢると文字化けすることが度々。
機能自体は大丈夫そで、プリセットを切り替えると正常になるのであまり気にしてなかったり。
先日表示が欠けた際には初期化しても戻らず焦ったけど、しばらく使っていたら正常になったので一安心(^ ^)
正常表示例。
操作子をいぢって文字化けした例。
表示欠けの例。
MIDI Continuous Controller 2024/08/10記 2024/08/17追記
外観と主な仕様で記した「アフタータッチ」「コントローラー」「トランスポートコントロール」は出力情報を設定可。
取説の「MIDI Continuous Controller」がその内容で0〜171まであり、0〜127はMIDIのコントロールチェンジと同じ内容。
128〜171は独自で、取説から転記すると↓
CC | Description | Type | | CC | Description | Type | | CC | Description | Type |
| | | | 140 | EQ High Frequency | NRPN | | 160 | DEFERRED PLAY | MMC |
| | | | 141 | EG Attack Time | NRPN | | 161 | FORWARD | MMC |
| | | | 142 | EG Decay Time | NRPN | | 162 | REWIND | MMC |
| | | | 143 | EG Release Time | NRPN | | 163 | RECORD STROBE | MMC |
| | | | 144 | Channel Pressure | After Touch | | 164 | RECORD EXIT | MMC |
| | | | 145 | Program Change | Other | | 165 | RECORD PAUSE | MMC |
| | | | 146 | Song Select(Song #) | Other | | 166 | PAUSE | MMC |
| | | | 147 | Tune request | Other | | 167 | EJECT | MMC |
128 | Pitch Bend Sensitivity | RPM | | 148 | Start | Other | | 168 | CHASE | MMC |
129 | Fine Tuning | RPM | | 149 | Continue | Other | | 169 | COMMAND ERROR RESET | MMC |
130 | Coarse Tuning | RPM | | 150 | Stop | Other | | 170 | MMC RESET | MMC |
131 | Vibrato Rate | NRPN | | 151 | System Reset | Other | | 171 | Pitch Bend | Pitch Bend |
132 | Vibrato Depth | NRPN | | 152 | Master Volume | SysE | | | | |
133 | Vibrato Delay | NRPN | | 153 | Master Balance | SysE | | | | |
134 | LPF Cutoff Frequency | NRPN | | 154 | GM ON | SysE | | | | |
135 | LPF Resonance | NRPN | | 155 | XG ON | SysE | | | | |
136 | HPF Cutoff Frequency | NRPN | | 156 | GS ON | SysE | | | | |
137 | EQ Low Gain | NRPN | | 157 | GM2 ON | SysE | | | | |
138 | EQ High Gain | NRPN | | 158 | Stop | MMC | | | | |
139 | EQ Low Frequency | NRPN | | 159 | PLAY | MMC | | | | |
↑こんな感じ。
「アフタータッチ」と「コントローラー」の「スライダー」「エンコーダー」は連続可変だが、その他は最大値と最小値しか送れないのが残念。
全ての機能を確認してはいないが、「スライダー」や「エンコーダー」でプログラムチェンジが遅れるのは便利かも。
例えば「エンコーダー」3つを「CC#000」「CC#032」「プログラムチェンジ」に設定すると、バンクセレクト込みで音色切替可。
また、「コントローラー」の「ファンクションキー」「トリガーパッド」と「トランスポートコントロール」には、ノート出力も設定可。
「ファンクションキー」と「トランスポートコントロール」はトグル/モーメンタリーの設定も可だけど、ベロシティーは「0」か「127」のみ。
「トリガーパッド」はベロシティー付きでアフタータッチにも対応。
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