Steinberg Cubase パッチネームスクリプト 2001/03/07記 2018/01/13、2018/01/20追記
・保存場所:アプリケーションデーターフォルダーの「Scripts」フォルダー。
Cubase Pro 9だと「C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Steinberg\Cubase 9_64\Scripts\
・拡張子 :「*.txt」
※ここから下は2001年に記した内容です。(URLとメールアドレスだけ手直し済)
※例に挙げた「M's SC-88 Pro PatchName」はこちら。
パッチネームスクリプトの中身の簡単な説明
Ver0.01 2001/03/07作成 「by みつばむし」に戻る
M's SC-88 Pro PatchNameを例にしています。
見比べた方が解り易いかもしれません。
実際のスクリプトは
-----ここから-----
-----ここまで-----
の間です。
スクリプト各行の説明は"←"の後です。
あくまで私が勝手に解釈したもので説明には何の保証もありません。
其の一:始めと終わり
-----ここから-----
[cubase parse file] ←変えちゃだめ。
[parser version 0001] ←変えちゃだめ。
[comment] SC-88 Pro PatchName by mitsubamushi 2001/02/22 ←コメント。
[creators first name]http://mitsubamushi.yana.jp/ ←作者名。
[creators last name]mitsuba64@yahoo.co.jp ←作者名。
[device manufacturer]ROLAND ←機器メーカ名。
[device name]SC-88 Pro ←機器名。
[script name]M's SC-88 Pro ←スクリプト名(スクリプト選択の時に表示されます)。
[script version]version 0.03 ←スクリプトのヴァージョン。
[define patchnames] ←変えちゃだめ。
-----ここまで-----
から始まって
-----ここから-----
[end] ←変えちゃだめ。
-----ここまで-----
で終ります。
其の二:PC#、CC#0、CC#32と音色名のリスト
ちなみにここでは
PC#はプログラムチェンジ
CC#0はコントロールチェンジ0(バンクセレクトMSB)
CC#32はコントロールチェンジ32(バンクセレクトLSB)
の事です。
ドラム以外のパート用は
-----ここから-----
[mode] SC88Pro Voices ←モード名(モード選択の時に表示されます)。
[g1] Piano ←グループ(階層)1の名前。
[g2] Piano 1 ←グループ(階層)2の名前。
[p3, 0, 0, 0] Piano 1 ←PC#=0、CC#0=0、CC#32=0の音色名。
[p3, 0, 8, 0] Piano 1w ←PC#=0、CC#0=8、CC#32=0の音色名。
[p3, 0, 16, 0] European Pf ←PC#=0、CC#0=16、CC#32=0の音色名。
[p3, 0, 24, 0] Piano + Str. ←PC#=0、CC#0=24、CC#32=0の音色名。
[g2] Piano 2 ←グループ(階層)2の名前。
[p3, 1, 0, 0] Piano 2 ←PC#=1、CC#0=0、CC#32=0の音色名。
[p3, 1, 8, 0] Piano 2w ←PC#=1、CC#0=8、CC#32=0の音色名。
[p3, 1, 16, 0] Dance Piano ←PC#=1、CC#0=16、CC#32=0の音色名。
・
・
・
[g1] Chromatic Perc ←グループ(階層)1の名前。
[g2] Celesta ←グループ(階層)2の名前。
・
・
・
[g2] Gunshot ←グループ(階層)2の名前。
[p3, 127, 0, 0] Gunshot ←PC#=127、CC#0=0、CC#32=0の音色名。
[p3, 127, 1, 0] Machine Gun ←PC#=127、CC#0=1、CC#32=0の音色名。
[p3, 127, 2, 0] Laser Gun ←PC#=127、CC#0=2、CC#32=0の音色名。
[p3, 127, 3, 0] Explosion ←PC#=127、CC#0=3、CC#32=0の音色名。
[p3, 127, 4, 0] Eruption ←PC#=127、CC#0=4、CC#32=0の音色名。
[p3, 127, 5, 0] Big Shot ←PC#=127、CC#0=5、CC#32=0の音色名。
-----ここまで-----
ドラムパート用は
-----ここから-----
[mode 10] SC88Pro Drums ←標準で10chのモード名(モード選択の時に表示されます)。
[p1, 0, 0, -1] STANDARD1 ←PC#=0、CC#0=0、CC#32=無しのドラムキット名。
[p1, 1, 0, -1] STANDARD2 ←PC#=1、CC#0=0、CC#32=無しのドラムキット名。
[p1, 2, 0, -1] STANDARD3 ←PC#=2、CC#0=0、CC#32=無しのドラムキット名。
・
・
・
[p1, 56, 0, -1] SFX ←PC#=56、CC#0=0、CC#32=無しのドラムキット名。
[p1, 57, 0, -1] RHYTHM FX ←PC#=57、CC#0=0、CC#32=無しのドラムキット名。
[p1, 58, 0, -1] RHYTHM FX 2 ←PC#=58、CC#0=0、CC#32=無しのドラムキット名。
-----ここまで-----
みたいになります。
[g*] 名前
と
[p*, *, * ,*] 名前
の関係(*には数が入ります)はちょっと解り辛いかもしれません。
音色をピアノやストリング等の種類で分けたい時(グループ、階層を作る時)などに
[g*] 名前
を使います。
階層無し(ドラムパート等)なら
[p1, 0, 0, 0] Piano
の様になります。
階層が1つなら
[g1] Piano
[p2, 0, 0, 0] Piano
の様になります。
M's SC-88 Pro PatchNameは主に階層を2つにしてますので
[g1] Piano
[g2] Piano 1
[p3, 0, 0, 0] Piano 1
の様になっています。
また、階層の混在が出来るみたいなので途中に
[p2, 9, 0, 0] Glockenspiel
の様なのも入ってます。
「g」「p」の後の数が肝心です。
どんな表示になるかは実際に試すとすぐ解ると思います。
蛇足:初めてスクリプトつくる方へ
初めから完成品を作ろうとするよりも少しづつ確認し乍ら作る方が...
標準で付いてるスクリプトを眺めてるとコツがつかめるかも...
やってればそのうち「script documentation.txt」が読めるようになると思います。
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