・単管でキウイ棚作成を作ってみる。 表紙に戻る
いんとろ
5年前にイレクターで組み立てたキウイ棚が、台風により崩壊。
崩壊(^ ^;
どーやら、北側の天井と柱の接合部が壊れ、筋交いも外れて天井部が飛ばされたみたい。
キウイが巻き付いている南側は天井部と結合したままで、柱は4本とも地中に入ったまま。
それなりに茂った枝葉が風をしっかり受け止めたのと、接合部の接着不足が原因だと思われる。
で、依頼主から、次は足場に使う単管でとの下知。
私的には単管工作したことないのだが、今後単管で小屋を作るとゆー計画もあり、慣れるためにも丁度良い。
あーでもないこーでもないとふらふらしつつ、作ってみる。
ちなみに、イレクターで作ったのは↓
東南の角側から撮影。
↑こんなので、2.5mの柱と、2m四方の日の字の天井からできており、柱は50cmほど地中に埋めて固定している。
写真には写っていないが、天井に2.4mの園芸用支柱で東西方向に2本縛り付け、枝の伝わりを補助している。
計画
基本的にはイレクターで作った形を踏襲。
でも、天井を広くしたいとゆー依頼主の希望により、天井にも2.5mの単管を使うことに。
上から見ると↓
図の上が東になる。
↑こんな感じで、左側にキウイが3本(上から順に黄色の実がなる雌、雄、赤色の実がなる雌。)植わっている。
キウイはそれぞれ横方向の単管に沿わせて伸ばすが、雄を伸ばすのは途中まで。
空いた部分に雌が枝を伸ばせるよーにする。
基本形は早々に決まったが、悩んだのは何を使って単管同士を結合するか。
直交クランプが安価で自由度が高くて手軽だとゆーのは認識していたが、サビるとか、ボルト部が少々危険なのは気になる。
また、私の作業で直角やら強度やらがしっかり出せるのかも不安。
一方、かん太のほーが便利で楽そな気がする。
ただ、行き当たりばったりで計画変更しつつ組むのには向いてない印象。
サビには強そで引っ掛かりなどは無さそだが、何より高価なのよね。
そんな両者に対する私的な感想を依頼主に伝えたところ、クランプでやってみよーとゆーことに。
筋交いを入れると出入りに不便そなので、柱と柱の間を2mの単管で繋いで補強しましょかね。
あとは…その場その場で(笑)
材料購入(2013/10/28)
そんなこんなな計画を依頼主と打合せするが、依頼主にも私にも2.5mの単管を運搬する能力はない。
どーせ配達依頼するならついでに他の大物もとゆー話になり、別件の下見も兼ねてちと遠方のDIY屋さんに移動し、勢いで部材の発注。
購入したのは↓
・単管2.0m(885円)*4
・単管2.5m(1,100円)*9
・直交クランプ(178円)*20
・先端キャップ(38円)*20
↑で、計17,760円に加えて送料が1,050円。
近所のDIY屋さんと比べて単価が高い気もしたが、依頼主が盛り上がっていたのでそのままで。
後日、私的に工具を求めに近所のDIY屋さんへ行ったついでに確認したら、やはり近所のほーが安かった。
工具購入(2013/10/30)
ふと気付くと、材料は発注したものの、手持ちに専用の工具はない。
単管用クランプは17mmのナットらしいので、手持ちの手回しレンチでも…と、思ったが、電動ドライバ用は持ってない。
近所のDIY屋さんに出向いて17mm用レンチ類を眺め、お値段を確認してから店員さんに相談してみる。
と、電動ドライバ用はある程度深さがあれば大丈夫だそーなので、一番安かった645円の品に決定。
ついでに手回し用も訊いてみると、専用のでないと入らなかったりするとのこと。
危うく安価で使えない品を選ぶところだった(^ ^;
と、ゆー訳で手回し用は17mmと19mmの両口ラチェットレンチ(980円)を購入。
手回しレンチ(980円)と電動ドライバー用ソケット(645円)。
電動ドライバーにソケットを装着!
蛇足ながら、その後100円屋さんに立ち寄ったら、同様のラチェットレンチが1,050円だったので驚いた(笑)
組立て(2013/10/31、2013/11/01)
---初日---
予定通り前日に材料は現地に到着済なので、朝から作業開始。
朝日を浴びる単管。
朝日を浴びる直交クランプ。
全く素人な私の妄想した作業手順は、比較的平らな場所で南北の壁面を作ってから設置場所に建てて、それから残りの天井部分を固定するとゆーもの。
クランプの固定位置はそれなりに測って印を付けたりするが、基本は2.0mの単管を使って幅やら直角やら水平やらが作れるのでないかと期待。
なので、うまくいくかどーか不明だが、とりあへづ壁面を試作してみる。
まずは、柱となる2.5mの単管を2本平行に並べ、クランプの予定位置にマジックで印をつけてゆく。
印は地中に埋まる予定の下から50cm、天井用に上から10cm、補助用に上から40cmの3箇所。
そしたらそれぞれに直交クランプを仮止めし、地中用と補助用を使って柱同士を2.0mの単管で接続。
これで柱の並行が作られたとみなして、天井用の2.5mの単管を接続すると、壁面試作のできあがり。
試作した北側の壁面。向かって右が天井、左が下になる。
うむ、ここまでは予定通りで順調。
やはり日頃の(中略)と思ったりしたのもつかの間、建ててみよーと持ち上げたらかなり重い(^ ^;
おまけに、締めが緩かったよーで、ねじれてしまう(^ ^;;
ぢつわ、ここまでクランプを締めるのに電動ドライバーで作業していたのよね。
トルクを最大にしてはいたのだけれど、私の手持ちでは能力不足だったみたい。
なのでこれ以後は、手回しレンチのみで作業し、とりあへづ壁面を組み直すが、重いので天井用の2.5mの単管は外してから建てよかね。
壁面2つを組み直したあたりで、第三者より柱の足元にコンクリブロックを埋めてセメントで固定したほーが良いと提案有。
私的には柱を50cm埋めるだけで大丈夫だろーと計画していたのだが、依頼主も希望したので、急遽予定変更となる。
コンクリブロックの手持ちがあるが、セメントはないし、扱ったこともないので情報収集などで作業は一時中断。
30分ほどの紆余曲折の後、コンクリブロックは使うがセメントは使わないとゆー案で決着。
また、キウイが生えてる南側はブロックを埋める場所がないので、そちらは当初の予定通り50cm埋めるだけ。
そーと決まれば、コンクリブロックが入る程度に、深さ55cm目指して穴って、小石を敷いた上にコンクリブロックを設置。
北面の柱の足元はこんな感じに。ブロックの穴は、単管がちょうど入る大きさなのよね。
穴の準備ができたら、イレクター製の旧棚を撤去。
依頼主の要望によりキウイ自体はできるだけ残す方向なので、イレクターを抜き取れるよーに数カ所切断することに。
切断自体は基本的に非金属な接合部を狙い、金属パイプ自体は1箇所のみで済んだので比較的楽に済んだが、無理な体制を強いられて一苦労(^ ^;
そんでもって、イレクターに巻き付いてるキウイを剥がすのもにもまた一苦労(^ ^;;
かなりの量の体力を消耗しつつ旧棚の撤去が済んだら、天井部を外した壁面を建ててみる。
地面に直接差し込んだキウイ側の南面は、45cmくらいしか入らないが、安定はしているみたい。
丈夫から金槌で数回叩いてみたが沈む様子がなかったので、とりあへづこのままで。
南面の柱の足元。「R」の字の横に付けた印が地中予定の50cm。
コンクリブロックの穴に差し込む北面は、穴の位置が雑だったので西側の柱がブロック中央の穴に入らない(^ ^;
しょーがないので別の穴に差し込んでみたら丁度良さそなので、こちらもとりあへづこのままで。
両壁面から1本ずつ外した2.0mで、壁面同士を結合したところで昼食。
ここまで組んで昼食。
ちなみに、作業開始からここまでおよそ3時間。
昼休憩後、体力も気力もあまり復活していないが、頑張って天井用2.5m単管の設置。
壁面で使った2.5mにはクランプの位置に印をついておいたので、極力同じところにクランプを設置。
毎度のことながら水平や垂直がいーかげんなのでそのままだと合わないが、クランプを緩めてあちこち押したり引っ張ったりしてちびちび修正。
当初予定した壁面ができたら、残る単管は2.5mの3本。
壁面の天井用2.5m単管に印を付けて、直交クランプを仮止めし、2.5m単管を渡して固定。
壁面の天井用単管の上に載る形になる。
ひと通り単管が固定し終えたら、先端にキャップを入れてみる。
ここで初めて、端の余裕が少なくてキャップが浅くしか入らないことに気付いたが後の祭り(^ ^;
その後、補助用2.0m単管の位置を少々調整したあたりで力尽きた。
いちおー組みあがり(^ ^)
まだまだあちこち修正しないとだし、キウイの誘引も残っている。
明日は午後から予定が入ってるので今日1日で完成させる予定だったが、明日の午前中も作業することに。
---2日目---
と、ゆー訳で作業2日目は、修正作業から。
100円水平器であちこち探ると、北側に下がっているみたい。
南側が予定より地中に埋まってない割に、北側の穴掘りは順調だったらしい。
と、言っても南側はこれ以上入りそーにないので、北側を少し上げることにする。
具体的には、柱を持ち上げてコンクリブロックの穴に小石を入れて高さ調整。
そんでもって柱が少しハのに字開いていたので、ついでにブロックの位置も再調整。
柱と天井が定まったら、キウイの誘引。
旧棚では縦に伸びている幹がしっかりイレクターに巻き付いていたが、単管とは径も違うので、とりあへづ麻紐で縛り付けるだけ。
天井側も同様だが、旧棚の柱だった2.5mのイレクターを東西方向に追加して垂れ下がりを防ぐ。
麻紐で柱に誘引。
天井に追加した2.5mなイレクターも麻紐で固定。
北東の角はこんな感じ。
あとは新しい枝がでたら巻き付くよーに誘導しましょ。
最後は、使い勝手に合わせて補強用の2.0mの位置を移動し、全クランプを締め直す。
柱の根元をしっかり埋めたら完成(^ ^)
北面の柱の足元。地面の少し上の短い横線が、地中予定の50cm印。
これにてひとまず完成とゆーことで(^ ^)
えんぢんぐ
天井の中央南北に渡る2.5mにぶら下がってみたが、びくともしない(^ ^)
単管自体の重さもあって、とても安定している印象。
まだまだ垂直や水平はいーかげんなんだけど(^ ^;
評価(10段階で08がいちおー満足)
自己満足度:08
そんなこんなな私的単管工作初体験で、出来上がりはそこそこかと思うが、色々反省点なども。
手持ちの電動ドライバーだとトルクを最大にしても弱過ぎてダメだったり、手回しはしっかり閉まるのだけれど度々19mm側と間違えたり。
先端キャップの装着を考慮せず、クランプの位置をパイプの先端ギリギリにしてしまっていたり。
何よりも相変わらず垂直や水平がいーかげんだし(笑)
2.0mの単管と直交クランプの恩恵で少しはマシになってる気もするが、まだコツがつかめてないとゆーか。
とりあへづ…疲れた(^ ^;
ちなみに一連の作業でもっとも労力を使ったのは、旧棚のイレクターの撤去作業だったり(笑)
工作室に戻る 最初に戻る