・FERNANDES FR-55Sのフレットをすり合わせてみる。 表紙に戻る
いんとろ
現在のメインギターなFR-55S改は、フレットの凹みが気になるよーになって久しい。
当然修理を考えたが、元が安価なのでお店に依頼すると本体購入価格よりも高くなるのよね(笑)
そんな訳で自分でやろーかと思いつつ、専用工具が結構お高いのでこれまた躊躇していた。
その間も着々と凹みは進み、ぼちぼち限界かと思い、すり合わせを決行する気になる。
フレット打ちも考えていたので、どーせすり合わせは必要だろーと。
知識も経験も専用工具も無いが、練習を兼ねて、Webを徘徊して得た情報だけを頼りに(笑)
作業前
1フレット近辺。アコギと同じよーな凹み具合ですな(笑)
5フレット近辺。ここいらが一番深く凹んでるよーな。
12フレット近辺。あまり凹んでないよーに見えて、実は全体的に低くなってたり。
24フレット近辺。ほとんど減ってませんな。
作業中そのいち
とりあへづ凹みを無くす為のヤスリがけ。
と、言っても凹んでるフレットだけ削らずに、全体的に同じくなるよーに。
目安は…目分量(笑)
指板にマスキングテープを貼って保護。高フレットでは幅が余るので、フレットに沿ってカッターを使い除去。
本体は新聞紙で保護。途中で弦を張って確認するのでネックを外すのが面倒で(笑)
フレットに赤マジックを塗り、
5*15cm程の平らなヤスリを取り出しまして、
凹みが消えるまで、全体的に削る訳ですな。
う〜む、も少し。
たまにフレット間で凸凹が無いか確認しながら削り続け、
やっとこさ凹みが消えました。
工具の所為か、少し力を入れてゴシゴシゴリゴリする事1時間半程。
ここまで来たら一旦弦を張ってみて、全体的に弾いて音が詰まらないか確認。
特に問題無さそだったので次の工程へ。
作業中そのに
前の作業で頭が平らになったフレットを山型に整形する為のヤスリがけ。
専用工具が威力を発揮する所のよーだが、手持ちの平ヤスリでやってみる。
フレットの両側(ヘッド側とブリッジ側)から斜めにヤスリを当ててゴリゴリする。
6弦側を手前に一通りやったら、1弦側を手前にしてまた一通り。
平らにした頭を更に削らないよーに、そして指板を削らないよーに。
目安は…平らにした部分が細く残るくらい。
右側が作業前。左側が作業途中。
その後、100円屋さんの「メッシュ両面ヤスリ」の#400で全体的に傷を均し、続いて#800で同様に。
右上に見えるのが整形に使った平ヤスリ。
こちらも1時間半程かかったが、これでいちおー作業終了。
使い古しの歯ブラシで削り屑を落とし、マスキングテープを剥がす。
その後、100円屋さんの「オレンジ万能クリーナー」で拭き拭きする。
お世話になった工具の皆様の記念写真(^ ^)
作業後
1フレット近辺。
5〜7フレット近辺。
12フレット近辺。
24フレット近辺。
そこそこ綺麗になりました(^ ^)
えんぢんぐ
高フレットが少し削り足りないよーな気もするが、思ったよりも違和感無く好印象(^ ^)
当然ながら凹んでいた頃とは比べ物にならない。
こんな事ならもっと早くやっておけば良かった。
工具的には凹みを取るのにはもっと広く長いヤスリのほーが、全体的に均一に削れそ。
山型整形は…専用工具だと楽なんだろーなぁ(笑)
フレット磨きは更に細かいヤスリを使い、スチールウールで仕上げるとツルツルピカピカになるらしい。
評価(10段階で08がいちおー満足)
自己満足度:09
思ったより出来が良くて、自分で驚いてたり(笑)
本来はかなり繊細な作業なハズで、あくまで素人の初体験としての印象なので念の為。
今度また同じくらいの凹みが出来たら、その時はフレット交換だろーと思う(笑)
工作室に戻る 最初に戻る