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いんとろ

ある日、家人が家庭菜園用にビニールハウスの設置を画策。
小さい物だと2万円程のキットがDIY屋さんに売ってるが、依頼主は2間*3間を所望。
1間がおよそ1.8mなので約3.6m*5.4m...大きくないですか(^ ^;

温室としての利用だけでなく農作業道具や資材を置くのでそのくらい欲しいのだそーな。
それから何度と無くDIY屋さんで物を確認し、Webで設置方法も確認した。
そしていよいよ計画を実行に移す時が来た...

ハウスキット購入(2007/12/17)

通常ビニールハウスの妻面の横幅は現物合わせでパイプを切るらしい。
現物合わせと言っても合わせ方を知らないし、それ用の電動工具も手元に無い。
なので某DIY屋さんオリジナルの加工不要なセット品の「ジョイ妻セット」の2間*3間を購入。

依頼主の軽自動車には積めないのでキウイ棚用の長いパイプと共に配達を依頼。
金額の詳細は覚えてないがビニールハウス一式が4万円程、送料は2千円程だったかと思う。
ちなみに別のDIY屋さんでは同等品を配達出来ないと言われたので候補から除外した。

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妻面のパイプ加工が不要の「ジョイ妻セット」。某DIY屋さんのオリジナルみたい。
2間*3間だと4万円程。


荷物到着(2007/12/19)

荷が到着したので内容を確認。
「ジョイ妻セット」には妻面のパイプ、パイプを固定する金具、ビニペット等が入っている。
同梱の組立て図面には柱の間隔が記されているが妻面が接地する幅は書いてない(^ ^;

胴体骨組み部分はアーチになるパイプとそれら合体してアーチにするへの字の金具。
ハウスの長さを決めるのはアーチを繋ぐ約5.4mの長い直管。
そしてアーチと直管を直角に固定するクリップ。

ビニール関連は高さ1.5mの腰部分と屋根用に2つと固定するパッカー。
ここまでは予想通りだったがその他にハウスにかける紐やねじり杭も付属してたのね。
事前に中身をちゃんと確認してないとおまけに思えて得した気分(笑)

骨組み組立て(2007/12/20)

物は事前にWebで組立て方を確認したコメリ・ドットコムの記事とほぼ同じらしい。
大きな違いはビニペットが妻面だけなのとビニールを腰にも張るとゆー事くらいかな?
なので基本的に記事に沿って作業しよかね。

とりあへづ設置場所を平らに近づけ、巻尺でおよその寸法を計り四隅に印の棒を挿す。
水平もとらず直角もコンクリブロックの角を使って目分量(笑)
と、この時点で既に記事に沿ってなかったり(^ ^;

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設置場所は畑の隅。依頼主の都合で一部野菜が残ったまま(笑)
奥行きは長いパイプに合わせたが幅は明示されてないので2間(3.6m)で。


胴部分は45cm間隔の印付きの長い直管に合わせてアーチを挿し込む。
設置場所が畑なので少し力を入れると簡単に地中に入る。
事前に挿し込む長さ(30cm)に印をしておいたが水平が取れてないのであまり意味が無い(^ ^;

さらに無謀にも面倒なのでアーチを合体してから2人がかりで挿した。
本来は左右別々に挿してから中央で合体するらしい。
その所為か思ったより進みが速く、パイプの固定も簡単(^ ^)

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アーチを挿して背骨の長い直管と合体した所。ここまでは順調(に思えた)。

続いて接地する長い直管をアーチと合体し、腰のビニールを止める直管もアーチと合体。
直管、アーチ共に印に合わせるだけで特に計る事も無い。
そして胴体部分は予想以上にあっけなく終了。

一方、妻面はかなり難儀。
奥の妻面は縦横の柱を寸法通りに組んでもアーチに合わない(^ ^;
アーチを狭めてみても幅も高さもちぐはぐ。

手前の妻面はさらに大変。
アーチに合わせるとビニペットの場所がかなりちぐはぐ(笑)
むぅ、ひょっとしてアーチ込みで組むのかしら?

一通り組んでみると悲惨な見た目で、背骨部分も曲がっている(^ ^;
ここいらで時間と体力に限界を感じたので作業は一時終了。
後日修正せねば。

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奥の妻面の構造物を図面の寸法通りに組んでみる。右上が上になる。
このままではアーチに合わなかったが強引に合体。


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暫定骨組み正面から。全体的にかなり歪んでいる。手前の妻面の左右のビニペットの高さが(笑)

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暫定骨組み斜め前から。妻面だけアーチが少し高いよーな...

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寸法通りに骨組みしたハズの奥の妻面は強引に合体したのでかなり歪んでいる(^ ^;

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そして背骨の曲がり具合が何とも(^ ^;;
アーチのパイプを合体するへの字の金具とパイプを直角に合体するクリップが見える。


骨組み修正(2007/12/24)

そんな訳で骨組みの修正作業。
手前の妻面は外してアーチ込みで組んでから合体してみる。
と、ドアの傾きが少々残るが歪みはかなり減った。

後ろ側はあまり酷く無さそなので主に横棒の位置を修正。
ここで妻面の接地の幅を計ってみると手前は3.5m、奥は3.55m(^ ^;
妻面に合わせてアーチを抜き挿しして修正。

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修正後の骨組み正面から。歪みがかなり減ってビニペットもほぼ取説通りの位置に(^ ^)

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修正後の骨組み斜め前から。奥の妻面は少し下げたが手前の妻面はまだ高い。

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背骨の曲がり具合は...あまり変わらないかな?

ビニールの固定方法の検討(2007/12/25〜26)

骨組みがそこそこ出来てビニールを張り付けよーかとゆー所で迷う。
依頼主は強風で飛ぶのをかなり気にしているがビニールの上から紐で固定する方法が良く解らない。
購入したDIY屋さんで相談すると付属のねじり杭を側面下のパイプを通し、紐もパイプに縛れば良いとの事。

それでも心配ならパイプの外側に紐を固定する物を設置するそーな。
私的には前者の方法で強度は充分かと思ったが依頼主は後者の方法を主張。
でも具体的な方法が不明なので一旦撤退し、本職さんのハウスを幾つか見学する。

と、どれも後者の方法で設置しており、どーやら紐を結んだり解いたりするのにも便利らしい。
難点は...紐を固定する長い棒を自前で運ぶ術が無い事(^ ^;
配達料を抑えたいので依頼主の軽自動車で運べる方法を考える。

翌日DIY屋さんにねじり杭の値段を訊いたら199円との事。
これで全ての紐を固定すると頑丈かな?と、ゆー訳で連日のDIY屋さん訪問。
先日の担当さんに再び相談すると苦笑いしながら色々案を出して下さる。

結果、依頼主は1.8mのパイプを3本繋いで付属のねじり杭に通す方法で納得。
私的にはパイプが軟らかいのと単に繋ぐだけだと外れないか少々心配。
とりあへづやってみてダメそーなら別の方法を考えよう。

ビニール張り。そして紐で固定。(2007/12/27)

諸般の事情で年内に作業可能な最終日。
朝から晴天で風も無く気温も上がり絶好のビニール張り日和(^ ^)
むぅ、やはり日頃の行いか?

張る前に妻面の骨組みを金槌で叩いて出来るだけ図面の位置に近付ける。
結構簡単に動くのね...もっと早く気付けば楽だった(^ ^;
ついでに手前の妻面を少し移動し、背骨の曲がりを少し修正してからビニール張り。

腰部分は手前妻面のドアの横からパッカーで仮止めしながらぐるっと1周。
屋根は手前からハウス内で棒を使って送りながら中継ぎを背骨に合わせて奥まで。
現物合わせでずらして位置決めて本止めし、腰の接地側は土をかぶせる。

ドアは腰の余りを切取って張る。
数箇所ビニールを貫通してネジを止める部分はテープで補強。
本体と合体すると開け閉めが少しキツイが...ま、良かろ。

ハウス固定用の紐を結ぶ直管はねじり杭を片側3本ずつねじ込んで通す。
これまた現物合わせで紐の長さを決めたら12本切出し。
片側の直管に一通り結んでから反対側に渡してまた結わく。

そんなこんなで長く険しい道程だった何とか完成(^ ^)
ちと直管がやわな気がしないでもないがとりあへづ様子見。
木枯らしや春一番に耐えられるかが目下の課題(笑)

ちなみに当日は撮る手間を惜しんだので作業中の写真は無し。
以下の写真は年越し後の物で、設置後10日程経っている。
風の強い日にハウスに入ってみたが風は入ってこなかったので飛ぶ心配は無さそ(^ ^)

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設置後10日経過した正面から。

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設置後10日経過した斜め前から。

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(左)腰の接地側は土をかぶせ、ねじり杭にパイプを通して紐を結ぶ。
(右)パイプの繋ぎ目が少し外れてたり(^ ^;


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背骨は幾分マシになった気がする(^ ^)

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横から見るといちおービニールハウスに見える(^ ^)

えんぢんぐ

ビニールハウス組立て初体験だが色々と反省点が残る。
整地で水平や直角を無視したりアーチを組んでから挿し込んだり。
紐の固定方法を事前に決めてかなったり(^ ^;

パイプ加工を避けて選んだ「ジョイ妻セット」だがやってみると結構不便。
何より正確な幅が不明なので組立て前に位置決めが出来ないのが難点。
これなら現物合わせでパイプを切ったほーが楽かも。

ちなみにパッカーはかなり固く、着脱に力が要る。
特に外すのは大変で「パッカー外し」なる専用工具も売っている。
私的には手持ちの100円屋さんで入手したヤットコの柄部分で代用した。

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パッカー外しに大活躍した100円ヤットコ。
パッカーを少し浮かせてから柄の終端(画面右上)を差し込んでテコで持上げた。


評価(10段階で08がいちおー満足)

自己満足度:08
手抜き作業したので仕上がりが歪んでいるが実用には問題無さそ。
依頼主もそこそこ満足しているよーなので良しとする(^ ^)
木枯らしには耐えたので、残るは春一番と台風か(笑)


後日談 2008/02/29

数日続いた強風でビニールが1ヶ所破けたので手持ちのテープで応急補修。
すそに被せていた土が無くなり大きくバタついたのでパッカーの角から破けたみたい。
ついでにひもを少し強めに締めておく。

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とりあへづテープで応急補修。後日幅広のテープを入手して再補修する予定。
すそに土を被せるのも忘れずに。


後日談 2008/05/16

暑くなってくるとビニールをめくり上げて換気するのが結構な労力との事。
ビニールを下側で固定している土を退かしたり戻したりするのが大変なんだそーな。
専用の道具もあるよーだが少々高価。

と、ゆー訳で土をビニール製米袋(10kg用)に詰めて土嚢にしてみる。
めくり上げたビニールは100円屋さんで入手したS字フックで保持する。
しばらくこれで試めしてダメなら他の方法を考えましょ。

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左後方の一角のビニールを換気用にめくり上げる。
中に入るとこれだけでもかなり温度や湿度が違うのを実感する。
でもこれで充分かどーかは不明(笑)


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ビニール保持用S字フックはポリカーボネイト製。骨組みに縛ってぶら下げた。

後日談 2008/06/28

ハウスの中は高温多湿になるが、蒸発が激しいのか土は乾き易い。
当然ながら雨は入ってこないので、少し放っておくと砂漠化してしまう。
と、言って手動で水をまくのは結構な手間なので、散水装置を追加する。

尖端は100円屋さんで315円な回転式と、某DIY屋さんで100円だった固定式の2つ。
庭の水道蛇口からホースを延ばし、ハウス内でG099を使い分岐と水量調節。
これで他の作業中に、てけとーに散水したまま放置する。

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回転式と固定式と水量調節機構付き分岐部品(G099)からなる散水システムの実演中。
G099は1,580円と少々お高かったが、使い勝手はとっても良好(^ ^)
特に水の勢いで回る回転式は、微妙な水量調整が出来ないと扱い辛いのよね。
ちなみに固定式のは、黒い円盤部分を回して散水パターンを選べる。
これまたちなみに接続部品はG099の入りだけがG040で、その他は100円屋さんの物を使用。


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ついでに換気システムも更新。反対側も少しめくって、背面は腰が全開するよーに。

後日談 2010/03/27

ある日、ビニールが吹っ飛んだとゆー連絡が(^ ^;
1年と聞いていた耐久年数を充分に堪えたビニールは、既にあちこちに切れ目ができていたのよね。
テープで補修してはいたのだけれど、市内某所で38mを超えたとゆー強風の前に敗れ去ったのであった。

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どーせぼちぼち張替えだろーと思ってたので、ビニールの交換自体は特に問題ない。
ハウス内に作物が無い時期だったのも幸い。
が、ついでに換気方法を変えたいとゆー要望が出ているので、そちらを急いで検討せねば。

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